NHKがインターネット同時配信実験の結果を発表!
09MAR

NHKがインターネット同時配信実験の結果を発表!

編集部 2017/3/9 18:08

2017年3月2日、NHKはインターネットでの番組同時放送および見逃し配信実験についての結果を発表した。

同実験は、2016年11月28日から12月18日の3週間、実施された。実験2回目となる今回は、総合テレビだけでなくEテレを加え、見逃し配信も行われている。そのほか、テレビ放送に近づけるため、字幕放送、副音声、マルチ編成にも対応した。

参加者9,500人のうち、5,000人は調査会社を通じて募集しており、ふだんNHKをみない方を含めているほか、性別や年齢そうに偏りが出ないよう調整されている。

結果の概要としては、(1)Eテレでも一定の視聴ニーズが確認できたこと(2)夜間に自宅での利用が目立ったこと(3)同時配信と見逃し配信、両方を利用した人の満足感が高かったことの3点が挙げられている。

●利用率

同時配信または見逃し配信を一度でも利用したのは11%、同時配信の利用者は6%、見逃し配信の利用者は8.5%という結果になった。

●同時配信

よく見られたのは「ニュース7」などニュースが5番組、「Jリーグチャンピオンシップ・決勝第2戦」といったスポーツ番組など、放送でも人気の番組となった。

●見逃し配信

「べっぴんさん」などのドラマや、「NHKスペシャル」などのドキュメンタリー、スポーツ番組など、幅広いジャンルの番組で利用が多かった。

●総合テレビとEテレ

総合テレビを利用したのは8.8%、Eテレは5.1%という結果に。「子供に電車の中で『おかあさんといっしょ』などを見せるとじっとしてくれるので助かった」などという声が寄せられたことから、NHK上田会長は「Eテレにも同時配信や見逃し配信のニーズがあるとの可能性を感じた」とコメントをしている。

●利用時間

「夜、自宅で見た」が63%、「日中、自宅で」が30%、「日中、外出先で」が13%という結果になっている。午前中はアプリでの視聴、午後はWebサイトからの視聴が多かったとのこと。利用のピークは午後7時から午後9時頃という結果に。

●満足度

見逃し配信のみを利用した人の満足度は73%であったのに対し、同時配信も利用した人の満足度は80%と、両方を利用した人の満足度が高くなるという結果になった。

●配信番組

前回の実験(2015年10月)で配信できた番組は78%だったが、今回は全体の84%と6ポイントアップしている。インターネット配信ができなかった課題には、「出演者からネット配信許可得られず」「一部配信に関して配信権なし」「番組配信権なし」「使用料請求あり」「使用許諾の確認困難・不可能」と複数挙げられており、NHK上田会長は「解決に向けた取り組みを並行押して進める必要がある」との見解を示した。

NHK会長会見要旨(3月)

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