映像メディアの価値を映す Screens

読売テレビは、10月11日（日）に大阪城本丸広場特設舞台で「大阪城本丸薪能2020」を開催した（主催：読売テレビ リバティ・コンサーツ、共催：大阪府・大阪文化芸術フェス実行委員会） 。
 

台風14号の接近に伴い残念ながら第一夜となる10日（土）は中止となったが、第二夜の11日（日）は18時に開演、人間国宝の大槻文藏、野村萬斎など、東西の豪華能楽師、狂言師が、かがり火のゆらめく舞台に登場。漆黒の夜、美しくライトアップされた大阪城を背景に繰り広げられる幽玄の世界に観客が酔いしれた。

5回目となる今年、初めての試みとして有料オンライン配信を実施。映像制作と配信業務は読売テレビのグループ会社、株式会社ytv Nextryが担当し、カメラ4台とクレーンカメラを駆使して、様々な角度から舞台の模様を撮影。野村萬斎が酒好きの船頭に扮し、息子の野村裕基 演じる聟 （むことコミカルなやりとりを繰り広げる狂言「船渡聟 （ふなわたしむこ 」、 大槻文藏と、息子の大槻裕一が出演し、竹生島に弁財天と龍神が現れ国土の安穏を誓う、能「竹生島」の2演目を、オンライン配信した。

終了後「美しい映像で自宅にいながら、幽玄の世界に浸ることができた」など、迫力ある能舞台のオンライン配信 への賞賛の声が各方面からあったという。なお、この視聴券は14日（水）まで販売しており、オンラインでの鑑賞が可能だ。また、音声ガイド付き券もあり、能と狂言 に詳しくない初心者の方でも楽しめるものとなっている。詳しくは、公式サイトにて。

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