岡山放送株式会社（以下、OHK）は、岡山市北区下石井で開発中の「杜の街グレース第一期プロジェクト」オフィススクエアへ本社を移転することに伴い、「送出マスター」も学南町から新本社へ移転。7月12日より放送を開始することを発表した。放送開始に先駆けて2日、新送出マスターにて火入れ式が執り行われ、放送の安全を祈願した。

送出マスターとは、番組などの放送信号を放送局から金甲山送信所に送る場所で、7月11日の放送終了後、現在の学南町本社から送出機能を切り替え、12日早朝より新本社からの放送がスタートする。送出マスターが移転するのは1969年の開局以来初のことで、12日当日は、ニュース番組や情報番組で新本社の様子を生中継で伝える予定。

新本社での全体業務開始は7月19日を予定。移転対象部門は、現在の学南町本社全部門（管理・営業・放送関連部門）及びグループ会社で、約140名が勤務する。OHKはこれからも報道機関としての社会的責任を果たすとともに、「杜の街づくりプロジェクト」に参画し、さらなる発展が期待される岡山市中心部の活力を周辺へとつなげ、市街地活性化へ積極的に貢献していく方針。