映像メディアの価値を映す Screens

読売テレビ報道局では、2020年12月、YouTubeチャンネル「読売テレビニュース」の中に「＃小さな命を見つめて」と題したシリーズを立ち上げ、小児医療に関わる特集VTRを公開してきた。VTR「わが子を看取る」が1500万再生を超えたのをはじめ、公開した11本のVTRあわせて3000万回を超える再生数に達した。

このシリーズは、コロナ禍で医療が逼迫すると、平常時であれば行うことができる医療が、難しくなるケースが出てくる。今だからこそ、病と闘う幼いこどもたちやその家族の声に耳を傾けて欲しいという思いで、立ち上げた。さらに、子どもの医療にクローズアップすることは、SDGs の「すべての人に健康と福祉を」という目標にも沿うものであり、また、世界共通のものであるとの考えから、VTR5本分の英訳バージョンを制作、公開した。

今回の英訳版は、読売テレビ報道局のSDGsへの取り組みの一環としても位置付けている。

なお、英訳版の制作にあたり、通訳者の橋本武寛氏に、きっかけとなるアドバイスをもらい、5本すべてのVTRの翻訳を手掛けてもらった。

■英訳版を制作した VTR５本の詳細
① At my dying daughter’s bedside

「わが子を看取る」（2018年7月19日放送）

② Feeling Like Home
– A New Paediatric Treatment in Japan

「おうち診療所×大病院 小児医療の新しいカタチ」（2015年3月18日放送）

③ The last hours with our daughter
– From a Children’s Hospice

「こどもホスピス～娘と生きる最期の時間～」（2013年8月23日放送）

④ “I want to see my baby”
NICU under the pandemic

「“生まれた赤ちゃんに会えない親たち” 【密着】阪大病院『NICU』の戦い」（2020年10月15日放送）

⑤ NICU under the pandemic
Forming attachment with their babies

「『赤ちゃんに会えない』と闘う人々…コロナ禍の阪大病院NICU」（2021年2月2日放送）