映像メディアの価値を映す Screens

株式会社熊本放送（本社：熊本市中央区、略称 RKK）は、2023年4月9日（日）に投開票が行われた熊本県議会議員選挙において、無投票区を除く熊本県内13選挙区すべてのバンザイ映像を随時入れながらウェブ配信を主軸に展開、ラジオやテレビでも速報を行った。

熊本日日新聞社（以下、熊日）の支局員とRKKの記者により各選挙区で撮影されたバンザイ映像は、自社開発した「RKKスクープ投稿」などでRKKに集約し、Google Driveを通じて熊日と共有、それぞれのサイトで公開。RKKでは熊本市の開票時刻（午後9時20分）に報道スタジオから配信スタート、開票速報CGを交えながら約4時間にわたってYouTubeライブを実施。江上浩子ラジオ制作部長が、報道部デスクとゲストコメンテイターらとともに選挙事務所からの電話レポートなどを交えながらライブ感たっぷりに進められた。

また、JNN系列で展開している「TBS NEWS DIG」でも随時、開票結果を公開、10日午前0時半から30分間は配信内容をラジオでも同時放送を実施。これらを掲載したRKKのホームページでは、配信を開始した午後9時台に1時間あたり昨年平均値の53.7倍のPV数を記録、翌10日午前1時までの間に7万376PVのアクセスとなりました。またYouTube視聴回数は約2万回、同時視聴数は1200ユーザーだったという。

「TBS NEWS DIG」では全国ニュースランキング6位（熊本市1区の記事）と9位（熊本市2区の記事）、他選挙区を含め熊本県全体で18万3221PVを記録するなど、放送で培ったノウハウをベースにさまざまな形での情報発信の必要性をあらためて感じる結果となった。