映像メディアの価値を映す Screens

TBS、日本経済新聞社、テレビ東京、WOWOW、電通、博報堂DYメディアパートナーズの6社の共同出資により7月に発足した「株式会社プレミアム・プラットフォーム・ジャパン」（以下、PPJ）は25日、来年4月にスタートさせる動画配信サービスの名称を「Paravi（パラビ）」と発表。

「Paravi（パラビ）」とはギリシャ語で「近い」を意味するPara（パラ）とVision（ビジョン）を組み合わせた造語。「遠い」という意味をもつTelevisionの「Tele」から一歩踏み出し、「今までのテレビ以上に、映像をもっと身近に楽しめる体験を提供したい！」という思いが込められている。

サービスの中心になるのは、SVOD（Subscription Video On Demand：定額制動画配信サービス）で、価格は税抜きで月額 925 円（税込999 円）を予定。『逃げるは恥だが役に立つ』（TBS）や『孤独のグルメ』（テレビ東京）などの人気ドラマのアーカイブや『ワールドビジネスサテライト』などの経済番組のほか、オリジナルコンテンツも制作。その第1弾として、人気ドラマ『ケイゾク』『SPEC』のシリーズ最新作『SICK'S』を独占配信する。

また、動画、音楽やスポーツのライブなどに加えて、ラジオや新聞、雑誌などの活字情報も展開。各社がコンテンツを持ち寄り、エンタメから経済ニュースなど、さまざまなコンテンツを毎日更新していく。スマホやタブレットといったモバイル端末のみならず、インターネット接続されたテレビで楽しめる4Kコンテンツを配信する予定だ。

有料動画配信サービスの競争が激しさを増すなか、各社それぞれの強みを持ち合わせ、経済番組からエンタメまで提供できる幅広さがParaviの強みだ。若年層向けから高年齢層向けまで届けることで、動画サービスのコアな利用者に加えて新規ユーザーの獲得も目指す。

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