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岡山で「テレビ放送による手話通訳育成 研修会」初開催!OHK手話放送がモデルケースとして紹介

編集部 2020/4/7 17:00

総務省の「テレビジョン放送における手話通訳育成に関する研修会」が、2月18日から3日間開催され、全国からテレビ放送に携わる手話通訳者約20人が参加した。

この研修会は、総務省が2017年に開催した「視聴覚障害者等向け放送に関する研究会」の提言を踏まえ企画されたもので、テレビ放送における手話通訳者の育成及び、今後の手話放送の拡充を目的とし、年1回東西ブロックに分かれて開催されている。岡山での開催は初となる。

この研修会の中で、OHK岡山放送が1993年から続けてきた手話付きの放送活動「手話が語る福祉」が、手話放送普及のモデルケースとして紹介。講師を務めた担当キャスターの篠田吉央アナウンサーは、聴覚障害者自身が放送用の手話表現の検討に関わる意味の重要性を訴えた。

 

OHK岡山放送の「手話が語る福祉」は、月1回放送する手話付きのニュース特集で、的確な手話表現の検討と持続可能な手話放送の実現を目指し、聴覚障害者・通訳者・テレビ局の3者で毎月2回の会議を経て手話放送を実施している。こうした手話放送普及の活動が認められ、昨年6月、放送局として初めて全日本ろうあ連盟より”厚生文化賞”を受賞、11月には社会貢献支援財団(会長:安倍昭恵)より”社会貢献者表彰”と”日本財団賞”を受賞した。