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コロナ禍でテレビの見方はどう変わっているのか ビデオリサーチが調査結果を発表

編集部 2020/4/24 13:00

株式会社ビデオリサーチ(本社:東京都千代田区)は、インターネットでのアンケート調査や、視聴率調査(関東地区)のデータから見る、新型コロナウイルス感染拡大に伴う生活者の生活変化・テレビ視聴の状況を発表した。

・学校の休校、外出自粛要請を機に大きく変わる生活行動

“ふだんと変わらず仕事をしている”人は「勤め人」では40.3%、「自営・自由業」では50.4%と「自営・自由業」の方が1割ほど高くなっているが、“仕事が減った・なくなった”割合でも29.5%になっており、厳しい変化の状況がうかがえる。要請により休校の状況が続いているが、「高校・大学・各種学校」では「オンライン授業」で新学期をスタートする学校が25.0%見られた。

・激変する生活とともに、大きく変化するテレビ視聴動向

テレビ視聴率(関東地区6-24時 総世帯視聴率)を前年の同週同曜日と比較すると、2月25日あたりから前年を上回る状況が顕著となり、東京都から週末の外出自粛要請が出された直後の3月28日、29日、志村けん逝去の報道がされた3月30日以降、前年を大きく上回る状況が続いており、外出自粛の状況がうかがえる。2月24日の週から、前年同週比較で視聴量の増加が顕著となっており、4月13日の週では男女13-19歳、男性20-34歳、35-49歳で150%以上の視聴量に。

・即時性が求められる情報源

現在、最も重視する情報源は“テレビ”が最も高く、次いで“インターネットのニュース記事”となっている。現在の状況下では、情報をタイムリーに入手することが求められていると考えられる。

・需要が高いコンテンツは「お笑い番組」「洋画」「アニメ」

現在「よく見る番組ジャンル」では“ニュース・報道番組”が43.6%と最も高い。「もっと見たい番組ジャンル」は、“お笑い番組”“洋画”“アニメ”が上位3項目となっている。

・Afterコロナには「外食」「国内旅行」

「新型コロナウイルスに対する恐怖感」は6割近くに達しており、「行動の制限」や「予定・見通しが立たないこと」も悩み・ストレスとして上位にあげられている。

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