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TVISION INSIGHTS、ブランド別2019年CM視聴質ランキング(調味料)を発表

編集部 2020/4/29 07:00

独自に計測した視聴質データを基に、視聴者がどのようなCMを注視していたかを分析しているTVISION INSIGHTSが、調味料カテゴリーの「ブランド別 2019年CM視聴質ランキング(調味料)」を発表した。

2019年に放送された調味料カテゴリーのCMで、最もよく見られていたのは、味の素の「コンソメ」。また、1位と37位のエバラ食品の「焼肉のたれ」には、38%の差があることが分かった。

同社、視聴質コンサルタントの考察によると味の素の「コンソメ」のスコアがトップであった要因は、タイム提供での出稿割合が高く、かつ、ターゲットが注視しやすい番組での出稿ができていたことが考えられる。また、「コンソメ」のCMは、1つの素材を春・秋・冬と期間を開けて出稿していた。それぞれの期間では出稿量が多くなかったため、視聴者が飽きず、CMに対しての新鮮さを失わなかったことで、注視を得られたとも考えられる。

さらにCMの中で、コンソメを入れるだけで、簡単にスープになるという商品の機能について言及しつつ、子供が母親と一緒にコンソメを入れるシーンなどによって特にF2層(子育て世代の女性)の注視を獲得することができていた。

本ランキングは、テレビが点いている際にどれくらいTVの前に滞在しているかの度合いを示す「VI値(滞在度=Viewability Index)」と、テレビの前に人が滞在している際に、どれくらいテレビ画面に人の顔が向いているかの度合いを示す「AI値(注視度=Attention Index)」をかけあわせた、「VI値×AI値」の高い順に順位づけ。集計期間内の出稿GRP(Gross Rating Point/TVISION推定のものを使用。CMが放送された時点のTVオン率をベースに集計)が、1000GRP以上の企業が対象となっている。