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博報堂DYメディアパートナーズ、アーリーワークスと業務提携。IoT時代を支えるデータベース構築を目指す

編集部 2020/6/10 11:00

株式会社博報堂DYメディアパートナーズ(本社:東京都港区)は、株式会社アーリーワークス(本社:東京都台東区)と業務提携を行う。これにより、博報堂DYメディアパートナーズが持つメディア企業とのネットワークと、同社内のdApps新規事業開発プロジェクト「PlayAsset」が持つブロックチェーンに関する知見、そしてアーリーワークスが開発したブロックチェーン型超高速データベース「Grid Ledger System(以下、「GLS」)」を掛け合わせ、ブロックチェーンを活用した企画開発からシステム開発まで一気通貫したソリューションが提供できる体制が構築された。

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IoTをはじめ、インターネットに繋がっているメディアが増えると、メディアから生み出されるデータ量は飛躍的に増える。総務省の調査では、2014年に世界で約720 EB(EB=エクサバイト、1EB=約10億GB)だったデータトラフィック量が、2021年には約3,800EBと、5倍以上にもなると予想されている。

アーリーワークスの「GLS」は従来の完全分散型ブロックチェーンではなく、一部に中央集権的な発想や、DAGと呼ばれる取引ごとに承認が可能な高速化技術を取り入れることで、従来のデータベースではコストの観点から実現することが難しかった高いセキュリティを担保しながら、スピードとスケーラビリティも実現することを可能にしている。

昨今急激に増大しているIoTデバイスをはじめ、あらゆるメディアから生み出される膨大なデータを、安全に収集・管理・利用するためのデータベースの構築で、メディア産業の成長を支援することが今回の業務提携の目的。