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電通、共同通信デジタルらと共に野球における姿勢推定AIアプリ「Deep Nine」を開発

編集部 2020/6/10 13:00

株式会社電通は、東京大学松尾豊研究室発のAIスタートアップ株式会社ACES(エーシーズ)、株式会社GAORA(ガオラ)、株式会社共同通信デジタルと、野球選手の特徴分析や能力強化、怪我の予防をサポートする新たな姿勢推定AIアプリケーション「Deep Nine」を共同開発し、サービスを開始。このアプリは国内プロ野球球団への試験導入も決定している。

近年、スポーツ領域におけるデータの利活用が進んでおり、プロ野球においても、詳細な投球データや打球速度のトラッキングデータなどを蓄積、解析することで戦術の向上が図られてきた。

一方で、スポーツにおける本質的な情報である身体動作を定量的に獲得する技術は発展途上であり、選手の特徴分析や怪我の原因特定および予防はまだまだ困難な状況。

そこで野球選手の身体情報を十分に活用すべく、ヒューマンセンシングの技術を応用し、身体の位置・角度・速度情報を数値定量化するため、「Deep Nine」が開発された。最先端のディープラーニング技術を応用することで、被験者の身体にセンサーを装着することなく、カメラで撮影した映像から身体情報を取得できる。

今後、「Deep Nine」を用いることで、野球選手の特徴分析や能力強化・育成、怪我の予防など、幅広い活用が可能となる。