15 JUN

TVISION INSIGHTS、テレビの見られ方の変化を発表(後編)

編集部 2020/6/15 16:00

TVISION INSIGHTSでは、独自に取得した視聴質データを基に、2020年3月26日の東京都記者会見の前後でテレビの見られ方は変わったのかを、さまざまな角度から分析。番組ジャンルとニュース番組の時間帯別視聴質の変化について分析した前編に続いて、後編では「生活スタイルの変化により、時間帯別のテレビ視聴態度は変わったのか?」と「よく見られている番組の内容に変化があったのか?」について分析した。

TVISION INSIGHTS、テレビの見られ方の変化を発表(前編)

まずは、1月20日(月)~5月3日(日)までの視聴質を、東京都記者会見を境に前半・後半に分け、ステイホーム週間に入った前後で時間帯別視聴質が属性によってどのように変化したのかを分析。深夜・プライム2・プライムの視聴質が高くなり、朝の視聴質が下がっていることから、子どもを含め夜型の傾向が強い。

番組コンテンツについては、会見後に最もよく見られていたのは、ドラマ『野ぶた。をプロデュース』の特別篇。ランキングでは、土日の日中に放送されていた特番や、非日常気分を味わえる旅番組、住・食に関わる番組が目立っている。

今回の分析により、テレワークや休校・休園で今まで平日の昼にテレビを見ていなかった層がテレビを見るようになったり、若年層で深夜やプライム2の視聴質が高まっていたりと、新型コロナウイルスによるライフスタイルの変化が、テレビ視聴行動にも影響を与えていることがわかった。