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MBS、2020年甲子園高校野球交流試合にてJNN各局への素材伝送でクラウドを活用

編集部 2020/7/30 16:30

8月10日 (月・祝) から阪神甲子園球場で開催される「2020年甲子園高校野球交流試合」において、MBSとJNN系列各局が共同で運用する「JNN甲子園本部」(以下JNN本部)はクラウドを活用した各局への素材伝送により、業務の効率化と番組内容の充実を図る。JNN本部は大会期間中、甲子園球場近辺に設置されるJNN 系列各局共同の取材拠点のこと。
 

JNN 本部では、JNN系列各局の取材内容を共有し、円滑な取材活動を後押しするとともに、独自取材の映像素材などを編集し、従来はSNG通信衛星を利用し各局に伝送してきた 。SNG伝送は複数局に同じ素材を一斉配信することには優れているものの、それぞれの局に異なる素材を同時に送れないため、順番待ちが発生するという難点があった。また、「伝送に実時間がかかる」「収録し逃すと再送が必要になる」ことも課題であった。

クラウドの活用で複数素材を同時に送れるようになれば、JNN各局は地元校が出場する試合で独自取材をギリギリまで放送に入れ込むことが可能になるなど、各局の午後~夕方帯の番組の放送内容の充実に大きな期待が出来る。

なお、クラウドの障害発生時の場合は、SNGの併用やアクセス制限などで対応予定 。

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