06 AUG

日本テレビの開発「AI顔認識」システムが日本映画テレビ技術協会賞「技術開発賞」を受賞

編集部 2020/8/6 16:00

日本テレビ放送網株式会社(本社:東京都港区)は、テレビ番組制作支援用「AI顔認識」システムの開発において日本映画テレビ技術協会賞第73回(2019年度)「技術開発賞」を受賞。この賞は毎年、映画やテレビに関する研究や開発等で著しい功績をあげた個人または団体に授与されるもの。

日本テレビでは、「AI顔認識」技術(映像に映っている人間の顔が誰であるか自動認識する技術)を用いて、高精度かつ高速に被写体確認作業を行うことができるシステムを開発した。

今回開発したシステムは、数百万件の顔画像で学習を行い、テレビ映像に頻出する悪条件(顔が小さい、横向き、暗い、等)にも強いアルゴリズムを実装することで、結果的に99.74%の認識精度(参院選特番時検証結果)を達成。生放送番組にも対応できるよう、ほぼリアルタイム(1秒以内)で認識結果が表示される設計するなど、実際の番組制作現場で役立てることが可能。

このシステムの活用により、2019年の参議院選挙特番などで、誤報防止・迅速な報道・作業省力化に貢献したことが高く評価された。その後スポーツ番組などにも活躍の場を広げており、今後も様々な展開が検討されている。

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