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南海放送、被ばくした日本のマグロ漁船を追うドキュメンタリーの映画化へ向けクラウドファンディングを実施

編集部 2020/9/29 10:00

南海放送は、太平洋海域の核実験で被ばくした日本のマグロ漁船の被害を追うドキュメンタリー「X年後」シリーズ第三弾の映画化へ向け、クラウドファンディング実施する。

南海放送の伊東英朗ディレクターは、15年以上にわたり、米英両国による太平洋海域での核実験で被ばくした日本のマグロ漁船の被害を取材している。一連のシリーズは、2012年、2015年と映画化し、大きな反響を呼んだ。第三弾の映画化のクラウドファンディングは、核実験の当事者で核保有国であるアメリカに問題の実態を直接訴える事が目的。

半世紀以上前、南太平洋で核実験を行ったイギリス軍元兵士やその遺族を取材し、その被害の実態を明らかにした「NNNドキュメント'20 クリスマスソング 放射線を浴びたX年後」は、2020年日本民間放送連盟賞番組部門 テレビ報道番組「優秀」を受賞。映画はこの作品をベースに、今なお世界各地で被害に苦しむ人たちがいる核実験による被ばくの実態を通し、放射能汚染問題を考える。

■実施スケジュール

・クラウドファンディング実施 9月26日~12月25日 目標額1000万円

※目標額達成の場合

・2021年1月~6月  映画製作

・2021年11月頃   アメリカ国内での上映開始。国内での記念上映、自主上映等開始

クラウドファンディングサイト

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