11 OCT

Zipang、三浦綾子の「泥流地帯」映画化に向け北海道上富良野町と連携協定 ふるさと納税などで支援も

編集部 2020/10/11 09:40

毎日放送(MBS)の完全子会社である株式会社MBSイノベーションドライブが今年8月に設立した子会社、株式会社Zipangは、「氷点」の作者・三浦綾子の小説「泥流地帯」(新潮文庫刊)の映画化に向け、舞台となった北海道・上富良野町と連携協定を結んだ。

「泥流地帯」は、大正15(1926)年5月に発生した十勝岳大噴火を描く、北海道新聞で連載されていた小説。十勝岳大噴火で発生した山津波が上富良野の開拓地を襲い、田畑が泥流に埋まるものの、もう一度稲の実る美田にしたいと、復興に挑む若者たちの青春を描いた長編作品。

上富良野町では、「氷点」「塩狩峠」など数多くの三浦作品が映像化される中、泥流を描いた「泥流地帯」の初の映像化を目標に、地元有志による『「泥流地帯」映画化を進める会』を設立。今回、同町とZipang は、「『泥流地帯』実写映画化等に関する連携協定」を締結。町が同作品の実写化と劇場公開するため、企業版ふるさと納税の活用などによる制作費やロケの協力などの支援を行い、映画製作をロケツーリズムなどの地方創生に生かしていくことで合意した。本先品は2022 年の公開を目指している。

リリース