TBSの火曜ドラマ『私の家政夫ナギサさん』（2020年7月～9月放送）と金曜ドラマ『MIU404』（2020年6月～9月放送）が、このたび「ギャラクシー賞9月度月間賞」を受賞した。

ギャラクシー賞は、放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を目的とし、優秀番組・個人・団体を表彰するため1963年に創設。現在はテレビ、ラジオ、CM、報道活動の四部門制となっている。

『私の家政夫ナギサさん』の選評は、「女性が職場でバリバリ働き、男性が家事をこなすという“逆転”は最近のドラマのトレンドだが、多部未華子と大森南朋の年齢差を超えた純愛ストーリーとして楽しめた。なんといっても、女性は家事ができて当たり前という呪いを解いてくれたことが本作の最大の功績。『逃げ恥』を送り出した火曜ドラマには、さまざまな呪いを解き続けてほしい」となっている。

 

また、金曜ドラマ『MIU404』の選評は、「綾野剛、星野源はもちろん、菅田将暉、美村里江らの演技に引き込まれた。綾野剛は代表作と言っても過言ではない。クオリティも高く、息もつかせぬ場面展開が連続し、最後に予測不能な結論が毎回待っている野木脚本と塚原演出は、さすがだった。特に、9話から10話の展開が素晴らしかった」であった。