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中京テレビ、2020年日本民間放送連盟賞 グランプリ・準グランプリを同時受賞

編集部 2020/11/12 13:00

2020年 日本民間放送連盟賞の表彰式が11月10日に行われ、中京テレビ制作『がらくた ~性虐待、信じてくれますか~』がグランプリを、『バヤルタイ ~モンゴル抑留72年越しのさようなら~』が準グランプリを同時受賞した。

グランプリの『がらくた ~性虐待、信じてくれますか~』は、小学3年生から20代前半までの、実父からの性暴力被害の記憶に苦しみ続けている、なみさんを取材。「回復の仕方をテレビで見せられたらいいなって思う。性被害は過去にならない、ずっと泣いている人が1人でも減ればいい」と、声を上げられない多くの被害者を代表して、自らの姿を晒してくれた。

準グランプリの『バヤルタイ ~モンゴル抑留72年越しのさようなら~』は、中京テレビ報道局で働くモンゴル人のO.ホンゴルズル記者が、抑留経験者が集う「モンゴル会」で出会った友弘正雄さんを取材。

抑留を生き抜いた友弘さんは1972年以来、戦友たちの墓参と遺骨収集のため、毎年のように渡航を続け、その回数は40回以上。同番組は94歳の友弘さんの最後の慰霊の旅に同行。記者は、抑留という悲劇の過酷な現実と、その後のモンゴルの子供たちとの心の交流を目の当たりにする。

2020年日本民間放送連盟賞グランプリ・準グランプリ受賞番組