05 MAR

九州朝日放送、データ放送を活用した新サービス「dボタン広報誌」の試験運用開始

編集部 2021/3/5 12:00

九州朝日放送株式会社(以下、KBC)は、データ放送を活用した新サービス「dボタン広報誌」の試験運用を3月1日(月)から開始した。

ワクチンの接種時期など新型コロナウイルスを巡る情報に関心が高まる中、福岡県内の2自治体(大牟田市、糟屋郡粕屋町)が、住民に正確な情報を届けようと、「dボタン広報誌」を活用した情報発信を開始した。本格運用は2021年4月1日(木)からの予定で、現時点で、福岡県・佐賀県の計31自治体が2021年度中の導入に向けて、調整・準備を進めているという。

多くの自治体がHPやSNSを通じて、情報を発信しているが、高齢者の中にはスマホを上手に使えず、情報を入手できないことが課題となっていたが、この「dボタン広報誌」は、テレビのデータ放送を活用したサービスで、住んでいる地域の自治体がKBCと契約していれば、視聴者は簡単なリモコン操作で、自治体が発信する情報を手軽に確認することができる。

また、自治体が直接、情報を入力し、発信することが出来るのも特長で、365日24時間(放送休止時間は除く)必要なタイミングでの対応が可能となっており、情報を入力して、テレビ画面に反映されるまで5分もかからず、新型コロナウイルスのワクチン接種情報をはじめ、天候不順によるイベントの休止、さらには災害時の断水情報や食料配布など、自治体にとっては、必要なタイミングで大勢の住民に伝えることが出来る新たな情報発信手段として期待されている。

KBCでは、今回の試験運用を通じて、問題がなければ、2021年4月1日(木)から正式に「dボタン広報誌」のサービスを開始する予定だ。

リリース