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TVISION INSIGHTS、TBS『水曜日のダウンタウン』×日本コカ・コーラ「檸檬堂」のCMコラボ企画を分析

編集部 2021/3/18 17:30

TVISION INSIGHTS株式会社(以下、TVISION)は、TBS系列で2021年3月10日(水)21:00~22:57に放送された『水曜日のダウンタウン 2時間スペシャル』における、「日本コカ・コーラ社『檸檬堂』とのコラボ企画のCMは通常のCMよりよく見られていたのか」という分析を行った。

■「CMホントドッキリ企画」のCMは全CM平均より2倍以上も見られていた

コラボ企画で完成した「檸檬堂」CMが発表されたシーンの注目された率(以下、アテンション率)は、2.49%で番組全体を通して最も注目されたことがわかった。その直後に通常枠放映された「檸檬堂」CMも2.07%と高い注視になっていた。2021年2月のプライム帯のCM平均アテンション率は、1%弱のため、今回の企画CMは2倍以上の注目を集めていたと言える。

また、『水曜日のダウンタウン 2時間スペシャル』番組自体もよく見られていた。

2021年2月のプライムタイムの平均アテンション率、1.17%に対し、当該番組の平均アテンション率は1.66%だった。前半「ものまね王座決定戦」が、1.52%、後半「CMホントドッキリ企画」が1.81%という結果。後半の「CMホントドッキリ企画」においては、2月の全テレビ番組ノーム値平均の1.5倍以上という高い視聴結果となった。

■番組のどのシーンがよく見られていた? 番組のクライマックスで注視も最高潮に

さらに「CMホントドッキリ企画」において、どのシーンでよく見られたのかについても、毎分のデータで分析した。前半でナダルが「もしかして、ドッキリかも…」と疑い始めたことで態度が急変したシーンや、おいでやす小田が疑いを口にしてしまい、失格になるシーンで山場ができている。その後、CM放映タイムで落ち込んだものの、中盤で小峠が脱落したシーン、さらに、CMソングの収録が出前館のパロディだったシーンなどでよく見られていた。

番組後半で、最後まで本当の企画だと信じ続けた空気階段もぐらがCM出演権を獲得し、そのまま完成した檸檬堂のCMが流れるシーンでピークを迎えた。

CM放映タイムで一度目線が外れるものの、本編に戻るとしっかり目線が戻っており、企画自体が視聴者の興味を惹いていたことが明らかになった。

■「CMホントドッキリ企画」の主旨

小峠英二(バイきんぐ)、ナダル(コロコロチキチキペッパーズ)、橋本直(銀シャリ)、鈴木もぐら(空気階段)、おいでやす小田の5人がターゲットとなり、檸檬堂のCM出演権を奪い合うという企画。

芸人5人には「これ、ドッキリじゃないか?」と疑うようなありえない事前打合せ、ありえない撮影現場、ありえない演出が次々に仕掛けられた。そんな状況でも疑いを声や反応に出さず、スポンサーに失礼のないように最後まで信じ続けて撮影を終えた1人が「ホント」のCMの出演権を獲得できるという内容だった。