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沖縄県糸満市、琉球朝日放送の「データ放送」を活用して地域情報の発信開始

編集部 2021/4/30 09:30

沖縄県糸満市は、新型コロナウイルスのワクチン接種情報などといった地域の身近な情報を、QAB(琉球朝日放送)のデータ放送を使い、市民へ届けるサービスを開始した。4月23日より専用ページを設け、市からのお知らせや新型コロナウイルス対策情報、ワクチンの接種情報、防災情報など、市民にとって大切な情報を迅速に伝えていく。

データ放送は、テレビにあらかじめ郵便番号を入力すると、居住の市町村に限定した情報を届けすることが出来る仕組み。2019年10月に始まったQABのデータ放送「市町村のお知らせ」は、それぞれの市町村が、地域の様々な情報を住人の皆様へお伝えするもの。現在は簡易ページの契約と試験運用を含め、県内22の市町村が参加、活用している。

専用ページの開設は、南城市、金武町、久米島町、名護市に続いて5自治体目となる。QABのデータ放送は、自治体の情報伝達手段の多重化が求められる中、パソコンやスマートフォンなど、インターネット環境をもたない世帯の方にも、普及率の高いテレビを活用し、必要な情報を素早く届け、手軽にチェックできる環境整備を加速させるもので、情報格差の解消が期待されている。