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関西テレビ、ワールドメディアフェスティバルで『安藤忠雄 次世代へ告ぐ』ドキュメンタリー・伝記部門の金賞受賞

編集部 2021/5/10 17:45

ドイツで開催された2021ワールドメディアフェスティバルで、関西テレビ放送株式会社(カンテレ)が制作・放送したドキュメンタリー『安藤忠雄 次世代へ告ぐ』がドキュメンタリー・伝記部門の金賞を受賞した。

ワールドメディアフェスティバルとは、2000年からドイツ・ハンブルクで開催されており、企業広告、テレビ、デジタルコンテンツ等の16分野で世界中の優れたコンテンツが表彰される。各分野で大賞、金賞、銀賞が選ばれ、全分野の中から最高賞のグランプリが授与される。今年は41か国から800を超える作品が寄せられたが、コロナ禍のため授賞式の開催はされていない。

今回、ドキュメンタリー・伝記部門で金賞を受賞した『安藤忠雄 次世代へ告ぐ』は、世界的建築家・安藤忠雄の「次世代への想い」に密着、4K映像で制作したドキュメンタリー番組。大学や専門学校には行かず独学で建築を学んだ安藤。のちに教授として東京大学に招かれるが、当時を振り返り、「生きることと偏差値は別」と語る。“世界のANDO”と呼ばれるようになった安藤は、意外にも幼稚園、小中学校など、多くの“子どものための施設”を作っている。根底には、日本の子どもたちの未来に対する憂慮がある。番組は、安藤がこれまで手掛けてきた「次世代のための」建築を4Kカメラで撮影。建築に込めた安藤の想いと、自身がどのように「知的体力」を蓄えてきたのか、その歩みを伝える。次世代を担う若者、子育て世代、日本の未来を考える人たちに、ANDOが告ぐ言葉とは――。

[受賞作品概要]
タイトル 「安藤忠雄 次世代へ告ぐ」
■放送日時:2020年10月3日(土)16時00分~17時15分(BSフジ・BSフジ4K)
      2021年3月10日(水)25時55分~27時10分 (関西テレビ)
■出演:安藤忠雄
■プロデューサー:萩原守
■ディレクター:柴谷真理子
■撮影:樋口耕平
■編集・グレーディング:矢野数馬
■英語版製作:端崎優子