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山形放送、C&CRとLINEを活用した予約システム販売およびシステム開発において連携し事業展開

編集部 2021/6/16 14:30

山形放送株式会社は、株式会社C&CRと提携し、同社が開発した主に流通向け通信サービス「LINE@新鮮予約」システムの販売およびシステム開発において連携し事業展開していくことを発表した。

「LINE@新鮮予約」システムは、国内利用者数約8,800万人のLINE事業のうち、LINEのシステムを活用し、登録者限定の特別な商品情報を配信し、エントリーしたユーザーが簡単予約、来店にて購買ができるというもの。

このシステムは、これまでのシステムにはなかった「一斉配信」「個別対応」「自動化による効率性向上」が可能で、配信担当業務軽減と、ヒューマンソースを活かしたディープトラッキング(顧客をたえず中央に捉える)の両輪により、顧客への細かいフォローが期待される仕組みとなっている。また、数量限定商品などはゲーム性があり、購買心理を湧かせ店頭へと繋げることができる。

さらに、本システムは山形市内において食品セレクトショップの要素を持ち、同市の中心市街地活性化に寄与している株式会社井筒屋が運営する「食品館256(二―ゴーロク)」にて既に運用が開始されており、高い実績と成果を上げている仕組みとなっている。

山形放送とC&CRは今後、このシステムをベースに放送事業者向けシステム構築を予定。想定しているシステム開発はLINEを活用した「放送局とユーザー(視聴者・聴取者)のファンベース化」「リマーケティング広告展開によってクライアントであるメーカーと流通を連携し集積されたデータの共有が可能」「放送局が取り組む通信販売事業のゲートとしての活用」などであり、現在放送事業者に求められる各種放送データの整備・利活用面において奏功するものと考えられる。また、東北経済産業局の協力のもと国の施策である中小・小規模事業者のICT活用促進などの一助となるべく取り組んでいく方針。山形放送では今後もこのような放送外事業への積極的な取り組みによって、地域経済活性化を支援し、地域放送事業者としての責務を果たしていくという。

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