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エム・データ、DataRobotとデータパートナー契約を締結

編集部 2021/6/22 12:00

テレビの放送内容をテキスト化した「TVメタデータ」を提供する 株式会社エム・データ(本社:東京都千代田区)は、エンタープライズAIのリーダーである DataRobot, Inc.(本社:マサチューセッツ州ボストン、以下 DataRobot)と、新たにデータパートナー契約を締結した。

このパートナーシップにより、テレビ番組内での企業・ブランド・商品などの露出やTV-CM出稿状況の把握に対応し、これまで費用対効果の測定や計画的な需要予測・販売戦略の判断材料としての活用が困難だったテレビ放送に関する情報も、機械学習モデルに反映することが可能となり、より高度で幅広いROI分析や需要予測が実現可能。

多くの企業では、採用を検討しているデータの正当な価値が証明されていないため、データを検証できずに採用を見送るケースが散見される。本パートナーシップによって、ユーザー企業が希望すれば、エム・データと DataRobot 両社の合意の下、企業はエム・データが保有する、テレビ番組内での企業、サービス、ブランド、商品に関するパブリシティや自社、競合企業の TV-CM 出稿状況といった、膨大なテレビ番組やTV-CMの詳細情報をまとめた TVメタデータと自社データを組み合わせたAIモデルを生成し、自社内で検証・評価することができる。この結果、テレビ番組内で紹介された商品と、それが放送された状況(番組名、放送時間帯、放送内容、放送尺など)を効果的に分析することが可能となり、テレビの影響力や費用対効果を考慮した最適なマーケティング戦略の立案・実行に貢献。

●TVメタデータが活用可能な予測や分析の一例

・消費財、小売企業における需要予測
・TV-CM出稿の効果分析
・金融業界における株価変動予測
・キャスティングにおけるタレントなどのネクストブレーカー予測

具体的な連携イメージ

「TVメタデータ」とは、エム・データにて、関東・中京・関西エリアのテレビ局で放送されたTV番組やTV-CMを、テキスト化・データベース化して構築している。データセンターでは常時40名前後の専属スタッフが24時間365日「いつ」「どこで」「何が」「どのように」「何秒間」放送されたかを、当社オリジナルのデータ収集システムを使用しデータの生成を行なう。TVメタデータは主に4種類に区分し、「①番組データ(番組放送内容)」「②CMデータ(広告出稿内容)」「③アイテムデータ(番組で紹介された商品情報)」「④スポットデータ(番組で紹介された店・宿・観光地等の情報)」で構成され、ローデータサービスの他に、ランキングコンテンツや調査・集計・分析等のレポートサービス、分析結果を基にしたコンサルティングサービス等がある。

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