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福島テレビ、福島県 ・ 阿武隈川流域17市町村と防災情報発信等に関する協定を締結

編集部 2021/9/1 16:30

福島テレビ株式会社は、自然災害の発生頻度が年々高まるなか、「防災の日」の9月1日に、水害リスクがある阿武隈川流域の17市町村(西郷村、白河市、泉崎村、中島村、石川町、矢吹町、玉川村、鏡石町、須賀川市、郡山市、本宮市、大玉村、二本松市、福島市、伊達市、桑折町、国見町)と、防災情報の発信などに関する協定を締結したことを発表した。

この協定は、各自治体と連携協力し、地域ごとのきめ細かい防災情報及び発災後の生活支援情報などを、速やかに 地上波 放送 やSNS・ニュースサイトなど に 配信 し、住民の命を守る行動につなげることを目的にしている。今後、59市町村との協定締結に取り組んでいくという。

「協定」の概要は、以下の通り。
(1)台風・大雨などによる「災害前兆段階」を対応ケースとする 。
(2)災害に対する「避難情報」、「警戒レベル相当情報」、「避難所等の開設情報」、発災後の「生活支援情報」、「平時の防災関連の取り組み」などに関する情報を発信する。
(3)各自治体と福島テレビが連携協力して収集した災害危機情報を、ニュース番組・速報テロップ・L字放送などで放送、あわせて、SNSや複数のニュースサイトなどを通じて配信する 。
(4)災害発生の危険が高まる場合は、適切な避難を促す目的で、「市町村長からの緊急メッセージ」を、動画など で提供してもらい、放送・配信することも可能とする 。
(5)災害に関する対応力の向上等を目的に、定期的に研修会等を開催する 。

なお、防災専門家で東京大学大学院客員教授の松尾一郎氏が同社の防災アドバイザーに就任し、本協定の運用にも参画することが合わせて発表された。