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電通、需要予測を活用したコンサルティングサービス「ミチシロウ」提供開始

編集部 2021/9/12 09:00

株式会社電通(本社:東京都港区)は、需要予測を活用したコンサルティングサービス「ミチシロウSM」の提供を開始した。気象データや購買データなどのさまざまなデータを用いて予測モデルを作成し、消費者の需要が高まるタイミングの捕捉から対応策の実施まで、企業のマーケティング活動を包括的に支援する。

昨今、企業のマーケティング活動はより高度化し、複雑化する傾向にある。デジタルテクノロジーの進化により顧客のニーズは多様化。より良い顧客体験を実現するためには、生活者のニーズが高まるタイミングを逃さないアプローチが必要だ。

この課題に対して電通は、一般財団法人日本気象協会(本社:東京都豊島区)と共に「Weather Enhanced Marketing」(WEM)プロジェクトを発足。独自開発した需要予測モデル「ウレビヨリ」を活用し、清涼飲料水・アルコール飲料・アイスクリームといった気象と関連の深い品目において、需要が高まるタイミングにマーケティング施策を実施できるよう、広告出稿時期や出稿量の最適化などの支援を行ってきた。

今回開発した「ミチシロウ」は、「ウレビヨリ」で培った需要予測活用ノウハウを生かし、気象データに加え、購買データ、広告出稿データ、テレビ番組データ、SNSデータ、その他のユニークな時系列データといったバリエーション豊かなデータを用いて予測モデルを作成。広告領域にとどまらないサプライチェーンマネジメント(SCM)・店頭・戦略までのマーケティング全体領域において、売上拡大やコスト削減といったマーケティングを包括的に支援するコンサルティングサービスを目指す。

1)需要予測によって新たな機会獲得が期待できる領域を設定
2)意思決定の確度を高める需要予測の活用方法を設計
3)業務ニーズを満たす予測モデルを開発
4)広告販促・SCM・店頭・戦略の各領域で活用
5)検証を通じて活用領域/活用方法/予測モデルを改善

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