14 SEP

スイッチ・メディア・ラボ、録画番組のタイムシフト視聴を考慮したトータル視聴率の提供を開始

編集部 2021/9/14 18:00

クラウド型テレビCM出稿分析サービス「SMART」を運営する株式会社スイッチ・メディア・ラボ(本社 : 東京都港区、以下「スイッチ・メディア・ラボ」)は、従来のリアルタイム視聴率に加えタイムシフト視聴を考慮したトータル視聴率(リアルタイム視聴率+タイムシフト視聴率)の提供を開始した。

スイッチ・メディア・ラボは、2014年よりテレビCM効果の可視化とマーケティングの最適化に活用できるリアルタイム視聴データを提供。今回の進化では、これまでのリアルタイム視聴データと合わせてテレビ録画機器を用いたタイムシフト視聴データも取得。これにより、ドラマやイベント中継などタイムシフト視聴が多い番組を中心に、より精確な視聴データを用いてテレビの媒体価値を測定することが可能となる。

今回、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会にともない放送された「オリンピック開会式(2021年7月23日放送)」「パラリンピック開会式(20219月5日放送)」について、リアルタイム視聴率とトータル視聴率を比較。両開会式ともトータル視聴率の4~5%程度がタイムシフトによる視聴となっていることがわかった。

オリンピック・パラリンピック開会式のタイムシフト視聴状況

テレビCMの分析でよく使われる性年代区分(C/T/F1/F2/F3/M1/M2/M3)別に、トータル視聴率に占めるタイムシフト視聴率の割合を比較した結果は下記のとおり。

「パラリンピック開会式」は全体的に「オリンピック開会式」よりもタイムシフト視聴率の占める割合が高く、特にC層ではトータル視聴率1割弱がタイムシフト視聴によるものだった。「パラリンピック開会式」は「オリンピック開会式」に比べて放送時間が遅かったこと、またパラリンピックに対して教育現場などで関心が高かったことなどの要因が影響したと考えられる。

今後、同サービスは、タイムシフト視聴率を考慮したスポットCMのリーチ最適化や、タイム(提供)番組のリーチ最適化などに活用されそうだ。

>株式会社スイッチ・メディア・ラボ

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