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岩手放送、IBCつながるアプリ新機能「キキクルON ハザードマップ」を公開 よりパーソナルな防災情報をスマホに配信

編集部 2021/9/15 13:00

株式会社IBC岩手放送(以下、IBC)は15日、「IBCつながるアプリ」の新機能として「キキクルON ハザードマップ」を公開した。「IBCつながるアプリ」は、2011年の東日本大震災を経験したIBCが、被災地発のアプリとして2014年に自社開発したニュース・防災アプリ。

新機能「キキクルON ハザードマップ」は、IBCとゲヒルン株式会社(東京都千代田区)の共同プロジェクトとして開発されたもので、岩手県内の洪水・土砂災害のハザードマップの上に、気象庁のキキクル(危険度分布)情報を重ねて表示できるようになった。

「キキクル ON ハザードマップ」配信イメージ

新機能ではスマホの画面に表示される地図上に、岩手県内の洪水・土砂災害のハザードマップがそれぞれ表示され、これに5段階で色別表示されるキキクル(危険度分布)情報が重ねて表示される。2つの情報を組み合わせることで、ユーザーは災害が迫っている状況をピンポイントで、より正確に確認することができる。

なお、ハザードマップは岩手県の最新情報(2021年9月時点)を地図上に反映。これは平時でも確認できるという。またキキクル情報は、洪水・土砂災害だけでなく浸水害の情報も配信。さらに雨雲レーダーで雨の降り方が地図上にリアルタイム表示される。それぞれの情報は機能ボタンを選択するだけで簡単に確認することが可能だ。

これまでハザードマップやキキクル情報は別々に確認するようになっていたが、これをスマホの地図上に同時表示させることで、ユーザーの利便性は大きく向上。放送では伝えきれなかった、それぞれのユーザーが必要な、より狭い範囲の情報が分かりやすく表示され、災害時の避難など身近な防災情報として役立てることができる。

<IBC岩手放送メディア戦略部長 相原優一氏>コメント
これまで放送では伝えきれなかった、よりパーソナルな防災情報がスマホで手軽に確認できるようになります。ハザードマップとキキクル(危険度分布)を身近な情報として大雨時の避難行動など判断材料の一つとして役立てて頂きたい。

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