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凸版印刷、セプテーニ・インキュベート、クオラスの3社が「JCBI」に新たに加入

編集部 2021/9/21 19:30

株式会社博報堂(東京都港区)がコンテンツ・メディア企業各社と共同で発足したメディア・コンテンツ業界 DX 推進コンソーシアム団体「Japan Contents Blockchain Initiative(ジャパン・コンテンツ・ブロックチェーン・イニシアティブ)以下、JCBI」に、凸版印刷株式会社(東京都台東区)、株式会社セプテーニ・インキュベート(東京都新宿区)、株式会社クオラス(東京都品川区)の3社が新たに入会。会員企業は23社にまで拡大した。

「Japan Contents Blockchain Initiative」は、ブロックチェーン技術を活用した共同運営型のプラットフォームにより、日本のメディア・コンテンツ業界のデジタルトランスフォーメーションを業界横断で加速するための企業連合コンソーシアム。今回、印刷テクノロジーをベースに情報コミュニケーション事業分野、生活産業事業分野、エレクトロニクス事業分野の3分野にわたり幅広い事業活動を展開し、これまで公共・金融領域でのブロックチェーンの実証実験に取り組んできた凸版印刷株式会社、デジタルマーケティング事業やメディアプラットフォーム事業を中心に手がけるセプテーニグループで新規事業の開発やインキュベーションサポートを行なっているセプテーニ・インキュベート、フジサンケイグループの広告会社として商品・サービス・エンターテインメントと顧客を繋ぐ様々なコミュニケーションを手がける株式会社クオラスが加わり、さらに会員企業による共創を推進していくことで、Japan Contents Blockchain Initiativeは、メディア・コンテンツ業界全体のデジタルトランスフォーメーションを加速させていくという。

<新規入会企業のブロックチェーンに関する取り組み>
・凸版印刷・日本マイクロソフト・スカイアーチネットワークス、ブロックチェーン検証開始
~ブロックチェーン技術を利活用した自治体向けサービス提供に向けた共同検証プロジェクトを発足、第一検証として分散処理アプリケーションを開発し、実証実験を開始~

https://www.toppan.co.jp/news/2016/10/newsrelease161028.html

・凸版印刷とCAC、ブロックチェーンで協業
~ブロックチェーンとAI、IoTを組み合わせ金融機関のデジタルトランスフォーメーション推進のためのPoC実施サポート体制を構築~

https://www.toppan.co.jp/news/2017/10/newsrelease171017.html

このコンソーシアムに加入した企業は、共同運営プラットフォーム上に自社サービスを自由に開発することが可能。また、本プラットフォーム上で開発した各社のサービスを連携することにより、新たなビジネスの共創を進めていくという。なお、本プラットフォーム上では、加入企業により、テレビ番組を通じてNFTを配布できるサービス「Card Hunter(※1)」と、デジタルコンテンツの著作権を保護するサービス「C-Guardian(※2)」、アーティストのデジタルコンテンツをNFTとして販売できる「LiveTV-Show(※3)」、デジタルコンテンツの販売契約・利用契約を契約手数料の負担なく無償でインターネット上で行える次世代型著作権流通システム「AssetBank(※4)」、ブロックチェーンを利用した電子印鑑システム「NFT印鑑(※5)」の5つが既に開発、提供されており、今後も順次、加入企業が新たなサービスを開発および共創していく予定。

※1「Card Hunter(カードハンター)のニュースリリース」

※2「C-Guardian(シーガーディアン)のニュースリリース」

※3「LiveTV-Show(ライブティビーショー)のニュースリリース」

※4「AssetBank(アセットバンク)のニュースリリース」

※5「NFT印鑑のニュースリリース」