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TVISION INSIGHTS、複数人視聴を調査 7月は『ドラえもん』が1位

編集部 2021/9/22 17:00

TVISION INSIGHTS株式会社(本社:東京都千代田区、以下TVISION)は、1人でテレビを見ている番組と2人以上で見ている番組には、ジャンルや放送時間等において差があるのかという検証を、7月と8月の番組ランキングを用いて行った。

7月にもっとも複数人で視聴された番組は、テレビ朝日の『ドラえもん』。土曜日の夕方に、家族で一緒に見ていたことが想定される。両方にランクインしたのは、テレビ東京の『土曜スペシャルバスVS鉄道乗り継ぎ対決』。コロナ禍で外出自粛を求められている視聴者の心を捉え、全体的に注目されたようだ。

複数人が視聴しているジャンルには、アニメ、バラエティー、音楽が、単独視聴にはスポーツ、バラエティー、ドラマがそれぞれ上位に入った。スポーツは複数人でも見られそうなジャンルだが、今回ランクインしたスポーツ番組『MLBホームランダービー』『MLB/アメリカ大リーグ』は、平日の朝帯だったこともあり、単独視聴になったことが想定される。

また時間帯でみると、複数人視聴は週末とゴールデンタイム(19~22時)に集中。単独視聴でもゴールデンタイムは多いものの、週末が少ないという結果となった。

8月にもっとも複数人で視聴された番組は、TBSの『クイズ!THE違和感』で、単独視聴でも1位となり、全体的によく見られた結果となった。もう一つ両方にランクインしたのは、テレビ朝日の『ザワつく!路線バスで寄り道の旅』。7月と同様、外出自粛生活が続く視聴者に多く支持されたと言える。

ジャンル別にみると、複数人視聴ではバラエティー、スポーツ、アニメ、音楽が上位に。7月には入っていなかったスポーツジャンルは、日曜・18時という時間と、オリンピック特集ということもあり、家族で見たのではと推測される。単独視聴には、バラエティーに加え、音楽、ドラマも見られた。

8月のランキングでは、複数人視聴と単独視聴とで見られた時間帯にあまり差はなく、また複数人で注目している番組は、通常の「視聴率」とは違った結果となった。