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フジテレビ、深夜アニメ枠「+Ultra」米アニメ配信大手クランチロールと共同製作

編集部 2021/9/25 09:00

フジテレビは深夜アニメ枠「+Ultra(プラスウルトラ)」にて、アニメ配信サービス世界最大手の1つ、米クランチロール社との共同製作体制を敷くことにした。さらに、新企画の共同開発には株式会社スロウカーブも参画し、新たな製作体制をスタートさせることも決定。

「海外にアニメカルチャーを広げたい」というコンセプトのもと、高品質で世界基準のアニメ作品を、全世界に向けて発信してきたフジテレビのアニメ枠「+Ultra」。今回の新製作体制に加わるのは、2021年8月にソニーピクチャーズグループのファニメーション グローバル グループが傘下に加えたアニメ配信サービス・クランチロール。世界200以上の国や地域でコンテンツ配信を行い、無料会員数1億2000万人、有料会員数500万人とアニメ配信サービスとしては世界最大級のプラットフォームであるクランチロールをパートナーに迎える事によって、クランチロールがこれまで蓄積したノウハウや知見を生かしたアニメーションの企画開発・製作を共同で行っていく。また、クランチロールは北米・欧州を中心に、アジア以外の全世界で「+Ultra」コンテンツのマーケティングと独占配信、および商品化を含めたアニメビジネスをより一層強力に展開していく。

さらに、アニメーションを中心に、様々なエンターテインメントコンテンツの企画・プロデュース・宣伝を手掛ける総合クリエーティブ企業であるスロウカーブが、これまで「+Ultra」枠で担ってきたマーケディングプロデュースに加えて、世界に向けたアニメーションの企画開発にも参画していくことも決定した。

これらの新たなパートナーを迎えて、2022年4月以降豊富なラインナップの共同開発が予定している。『コードギアス 反逆のルルーシュ』など数々の話題作を生み出してきた谷口悟朗が総監督をつとめるオリジナルアニメーション企画『エスタブライフ』や、『人形の国』『シドニアの騎士』『BLAME!』などを手掛け、国内外で高い人気を誇る漫画家・弐瓶勉×ポリゴン・ピクチュアズ新プロジェクトのほか、クランチロールの参画による、海外のタレントやクリエイターとの協業企画なども検討。さらなる海外市場を視野に入れたオリジナル企画の開発や、原作の発掘などを予定。

また、共同開発作品に先駆けて、2021年10月から「+Ultra」枠で放送する『マブラヴ オルタネイティヴ』では、「+Ultra」とクランチロールによるマーケティング・独占配信を早くも実施。北米・欧州を中心とした、アジア以外の全世界での独占配信が決定した。原作ゲーム待望のアニメ化となる『マブラヴ オルタネイティヴ』は、エイベックス・ピクチャーズとグラフィニカが設立したFLAGSHIP LINEが初制作を担当する。ロボットバトルが魅力の1つであり、1話から出し惜しみなく高いクオリティーのバトルシーンが描かれている。アニメの放送に合わせ、「Project MIKHAIL」といった新作ゲームのリリースも予定している。

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