15 OCT

愛媛CATV×インテック、スマートシティ分野で協業開始

編集部 2021/10/15 09:00

株式会社愛媛CATV(本社:愛媛県松山市、以下愛媛CATV)と、TISインテックグループの株式会社インテック(本社:富山県富山市、以下インテック)は、ローカル5G(※1)をはじめとしたワイヤレスネットワークや、IoT等の技術を活用したスマートシティ分野における協業を開始した。

今回の協業で、愛媛CATVと、インテックは、以下の取り組みを行う。

・愛媛県内や四国の自治体等に向けた、スマートシティ分野のプロモーションや提案活動
・愛媛県内における防災や産業振興、スマートファクトリー等といった領域の実証実験
・愛媛CATVのローカル5G等のネットワークとインテックの自治体向けIoTプラットフォーム(※2)を活用した、共同でのソリューション開発

2021年3月、政府は「第6期科学技術・イノベーション基本計画」等を閣議決定し、Society5.0(※3)の社会実装、官民一体となってスマートシティを実現する取り組みを加速。愛媛県においても、 安心・安全な街づくりや少子高齢化等さまざまな社会課題をデジタル技術によって解決するスマートシティ化が期待されている。

インテックは、富山県内を中心に複数の自治体においてIoTプラットフォームの実証を行い、スマートシティ分野の実績を蓄積。また、ローカル5G やLPWA等のマルチワイヤレス技術を活用した「ワイヤレスDX」ソリューションを展開し、地域を活性化させる試みを進めている。

一方、愛媛CATVは、ケーブルTV業界でもローカル5Gの先駆者であり、愛媛県においてICTを活用した地域のDXを推進。ネットワーク基盤を提供しながら地域コミュニケーションの発展に寄与してきた。

地域に根差した事業基盤を持ち、ICT業界団体等で接点を保有していた両社が協業することで、それぞれの強みを相互に補完しながら、愛媛県内の地域DXと経済の発展に貢献することを目指す。

※1)ローカル5G: 企業や自治体が5Gによるプライベートネットワークを構築して利用できる通信環境。無線通信回線として利用可能で、運用するには無線局免許の取得が必要。
※2)自治体向けIoTプラットフォーム:社会・公共分野で業種を超えてデータの共有・活用を実現するデータ共有基盤の「FIWARE」を利用して、各自治体が抱えるさまざまな課題を解決するためにセンサー情報を収集・分析・可視化するインテックが開発したIoTプラットフォーム。
※3)Society5.0:サイバー(仮想)空間とフィジカル(現実)空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会。