TBS、ドキュメンタリー映画の新ブランド「TBS DOCS」が誕生
編集部 2021/11/16 09:00
TBSは、「さまざまなニュースをドキュメンタリー映画という手法でもっと深くじっくりと長い時間をかけて届けたい」という想いから、TBSのドキュメンタリー映画を総括する新ブランド、「TBS DOCS」を立ち上げた。
膨大な取材映像には、テレビでは放送されていないニュースの続きや裏側、伝えなくてはならない熱い想いが埋もれていた。TBSでは、こうした記者たちの想いをかなえるべく、2020年3月に50年前の貴重なアーカイブ映像に新たなインタビューを加えた「三島由紀夫vs東大全共闘50年目の真実」を公開。さらに2021年3月には、TBSで放送された傑作ドキュメンタリー群に追加取材・再編集を行い、劇場版として公開する「TBSドキュメンタリー映画祭」を開催し、大きな話題を集めた。こうした流れを受け、2021年10月に「TBS DOCS」を立ち上げたという。
“DOCS”とは、“DOCUMENTARY FILMS”の略称。海外でもドキュメンタリー作品群を“DOCS”と称する事から、「TBS DOCS」として世界のマーケットも意識したIP展開、情報を発信していく。
その第一弾として、11月27日（土）より、TBSとチューリップテレビがタッグを組んだ『私は白鳥』が劇場公開される。今後もTBSの取材力を生かした「TBS DOCS」作品が続々と制作されるほか、「ドキュメンタリー映画祭」をはじめとする「TBS DOCS」イベントの開催なども検討しているという。
■『「私は白鳥」 翼の折れた白鳥と“おじさん”の奇跡の物語』について
■上映スケジュール：2021年11月27日（土）ユーロスペースほか全国順次公開（※11月20日（土）富山県・ほとり座 先行公開）
■語り：天海祐希
■主題歌：「スワンソング」石崎ひゅーい（Sony Music Labels）
■監督：槇谷茂博
■出演・白鳥撮影：澤江弘一
傷付いて北に帰れなくなった一羽の白鳥と、その白鳥に自分を投影するかのように見守り、世話をし続けるひとりの“おじさん”の交流を、美しくも厳しい富山の大自然の中、およそ4年に渡って追い続けた記録。2019年5月に富山のチューリップテレビで放送され、【アメリカ国際フィルム・ビデオ祭】ゴールドカメラ、【ニューヨークフェスティバル】ファイナリスト等を受賞したテレビ版に、2年以上の追加取材の映像を加えて映画化。2020年に公開され、共に傑作ドキュメンタリーと話題になったTBSの「三島由紀夫vs東大全共闘」チームと、「はりぼて」のチューリップテレビがタッグを組んで製作。