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中京テレビ、乳がん啓発「ススメ」プロジェクトが「2021 61st ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」デザイン部門ACCブロンズを受賞

編集部 2021/11/16 18:00

中京テレビ放送株式会社(本社:愛知県名古屋市)が社会貢献活動として取り組む、乳がん啓発活動「ススメ」プロジェクトの製作物が、一般社団法人ACCが主催する「2021 61st ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」のデザイン部門において、ACCブロンズを受賞した。

「ススメ」プロジェクトとは、「ススメ」を合言葉に乳がんで悲しむ人を1人でも減らそうと、中京テレビが2018年にスタートしたプロジェクト。医療監修を務める藤田医科大学医学部乳腺外科学講座の喜島祐子教授や、中部電通のクリエイティブチームなど、社外の協力も得ながら活動を展開。放送、イベント、ホームページなど、様々な場面で乳がんの正しい知識と検診の大切さをメッセージとして伝えてきた。

同プロジェクトでは、3本の指を使って3ステップで日常的に実践できる乳がんセルフチェックの動きを、「命を守る行動」としてデザイン。その指の動き「縦・横・ぐるり1周」を組み合わせてチェックマークに落とし込み、様々な製作物のデザインシンボルとして使用している。生々しさを抑えた親しみやすく洗練されたデザインにより、年齢や性別を問わず広くメッセージが伝わることを目指したという。

また、このチェックマークを活用した様々な製作物を用いて啓発活動を展開。セルフチェックの方法をより具体的に伝えることを目的とした、体感型ポスターやベストなども製作し、無料で貸し出しを行っている。今回の「2021 61st ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」では、デザイン性だけではなく、こうしたロゴを軸とした様々な活動も高く評価されたことが受賞につながったようだ。

■「2021 61st ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」審査員のコメント

乳がんの“セルフチェック”という意図が、ロゴデザインからアクションまで一貫しており完成度のあるプロジェクトだと思いました。メディアが主導してこういう活動を牽引してくれること自体もありがたく、且つそこに適切でクリアなブランディングが施されており、若い女性も参加しやすく認識を改める機会になり、とても有効だと思いました。イチ女性として、実際にしこりを触れてみられるアイテムなどもあり、発見へのリアリティもありました。より普及し継続されるプロジェクトになることを祈っています。

「ススメ」ホームページ

「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」ホームページ