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TBS主催「第23回 DigiCon6 ASIA Awards 授賞式」グランプリは「骨嚙み」に決定

編集部 2021/11/23 09:00

TBSが主催する「第23回 DigiCon6 ASIA Awards 授賞式」が11月20日(土)に東京・丸ビルホールで開催され、その模様がオンラインで配信された。コロナ禍がアジアを覆う中で、参加地域が昨年より3地域減少し13地域となったものの、応募作品数は1430作品と増加。最も優れたグランプリには、矢野ほなみさん(30)の『骨嚙み』が選ばれた。

DigiCon6 ASIA Awardsは、優れたコンテンツクリエイターを勧奨し相互理解を促すことを目的に、2000年よりTBSが主催し、毎年行われている映像コンテスト。プロ、アマチュア、年齢問わず15分以内で自由に制作した映像を募集し、厳正な審査の上表彰される。2006年からはアジア各地域との共同展開が始まり、今年はインド、インドネシア、ウズベキスタン、韓国、シンガポール、スリランカ、タイ、台湾、中国、香港、マレーシア、ラオス(※50音順)が参加した。DigiCon6出身のクリエイターは、アジア各地のさまざまなコンテンツ制作現場で活躍している。

今回、グランプリに輝いた『骨嚙み』は、手書き点描の手法を使って、地域に伝わる葬儀の風習をテーマに2Dアニメーション化した作品。子供の時の個人的な体験を美しい表現技法を駆使して、世界に通じる普遍性をもったストーリーに展開させたことが国際審査でも高い評価を得た。

<矢野ほなみさんコメント>
本日は発熱でオンライン参加となり、自宅でアジアの皆さんの作品と笑顔を拝見して心が温まりました。このような賞をいただけるというのはすごく励ましでもあり、エールをいただいたなと思っています。アジアの皆さまの中から選んでいただいたことを重く受け止め気を引き締めて作りながら成長していきたいと思います。

<審査員長・杉野希妃さんコメント>
パーソナルな過去の体験を、その時の想いを新鮮にその当時のまま伝え、観客自身の体験と結びついてユニバーサルな表現になっているという点に驚かされました。途中出てくる火薬庫の歴史的な背景と父親の死を重ねて、逃れられない歴史や痛みと真摯に向き合っている事も伝わってきました。これから矢野さんの作品は全て追っていきたいと思うくらい心を鷲掴みにされました。

■DigiCon6ASIA関連情報
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