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15 DEC

北海道文化放送、ドキュメンタリー番組のローカル放送枠を新設「1本でも多く魅力的な番組を道民に」

編集部 2021/12/15 17:00

北海道文化放送株式会社(本社:北海道札幌市中央区、以下「UHB」)は、この冬にドキュメンタリー番組のローカル放送枠を新設すると発表。放送枠は1995年の放送開始以来、数々の人間ドラマを生み出してきた『ザ・ノンフィクション』の日曜日の14時。放送は不定期、ジャンルにもとらわれず、北海道のリアルを描くドキュメンタリー番組『ノンフィクション北海道』がスタートする。

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記念すべき初回の放送では、アマチュアプロレス団体「新根室プロレス」を旗揚げした根室市出身の「サムソン宮本」さんの軌跡に密着。プロレス興行の合言葉は「無理しない ケガしない 明日も仕事」。アマチュアらしいゆるいファイトとエンターテインメント性が市民の間で地道にファンを増やしていき、2017年には彼がプロデュースした体長3mの巨大レスラー「アンドレザ・ジャイアントパンダ」がSNSで話題となり、全国に名前が知られる存在へと急成長した。ところがその矢先、宮本さんは10万人に3人とも言われる希少ガン・平滑筋肉腫と診断される。5年生存率が30%の難病で、これ以上プロレスを続けることが難しいと判断した宮本さんはリングを降り、新根室プロレスは13年間の活動に終止符を打った。そして宮本さんはメンバーにメッセージを残してこの世を去ります。彼が根室に残したものとはー。

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この『ノンフィクション北海道』開始について、同局 編成局編成部長 向田陽一氏は、「2018年1月から『ザ・ノンフィクション』を放送している日曜午後の放送枠は北海道内の視聴者にドキュメンタリー番組を楽しんで頂く枠として定着しています。その良質な枠で、地元ローカル局が制作した北海道ならではのドキュメンタリー番組をより多くの道民に見て頂きたいというのが『ノンフィクション北海道』を始める狙いです。ドキュメンタリー番組は深夜に編成されることが多く、日曜午後は番組の作り手にとっても励みになる枠です。不定期ではありますが、1本でも多く、魅力的な番組を道民に届けられるよう取り組んで行きたいと考えています」とコメントしている。