21 DEC

KSB瀬戸内海放送、開局50周年を迎え上之町新社屋へ移転

編集部 2021/12/21 18:00

1969年に香川県で初めてのUHF局として開局したKSB瀬戸内海放送は、昨年開局50周年を迎えたことを機に、これまで慣れ親しんだ高松市西宝町から高松市上之町に社屋を移転。2021年1月18日(月)より新社屋からの放送業務を開始した。

左:エントランスホールとディジタルスタジオ、右:1階の円型カウンター「ホールカマンベール」

上之町に新設された社屋は、地域の生活者や社内外の多くの人の出会いや協働を誘発する環境デザインを採用。ParkKSBを体現する緑豊かな中庭に臨む開放的なエントランスホールには、まちの生活者やクリエイターとともに地域コンテンツを制作するディジタルスタジオをKSBとFM香川共同で設置。

左上:コワーキングエリア「Collaboration Room」、右上:社員食堂「百菜家」、左下:コワーキングエリア「素足エリア」、右下:コワーキングエリア「Decision Room」

また、社内には至るところにコワーキングエリアを配置し、同時にフロア内のフリーアドレス化を進めることで、部門の垣根を越えてコラボレーションを促進。歩き回って人と交流することによって創造性を最大限引き出す環境を育んでいくという。

左上:メインスタジオ「せとスタ」、右上:最新のバーチャル映像システム、左下: CGを融合した新ニュースセット、右下:マスター

また、災害時の放送継続を万全のものにするために、災害に強い場所で免震構造のテレビ・ラジオ放送棟を建設。主要放送機能(マスター、三つのスタジオ・サブ、報道クリエイティブフロア、ラック室など)と電源設備(発電機、UPS)を2階以上に設置するなど、ニュース発信や業務において即時性と災害時のBCPを向上するための環境が整備されている。

環境負荷を軽減する自然換気システム

そのほかにも、事業推進の基盤となる地域の環境保全と従業員の健康維持を大切にし、環境負荷を軽減するフルLEDと自然換気システムの導入や、社屋の中心にある中庭中庭には四季折々の植物が植栽されるなど、環境と社員に優しいオフィスになっている。

今後、KSB瀬戸内海放送は、この新しい社屋からテレビ、ラジオ、リアルイベント、ディジタルメディアを通じて、役に立つ情報や楽しい地域の話題を発信。「善いことの『ちから』に」を合言葉に、地域の人々にとって「善いこと」の「ちから」となれるメディア企業グループとして、さらなる高みを目指すという。

鉄塔。右はライトアップ時