05 JAN

TVISION、「第72回NHK紅白歌合戦」視聴者はどこに注目したのか?推定視聴率とアテンション含有率から分析

編集部 2022/1/5 17:00

TVISION INSIGHTS株式会社(以下「TVISION」)は、2021年の大晦日に放送された第72回NHK紅白歌合戦で、どのシーンが注目されたのか、視聴データを1分毎に分析。その結果を発表した。

第72回NHK紅白歌合戦のテーマは「Colorful~カラフル~」。これまで呼称が分かれていた「紅組司会」「白組司会」「総合司会」の司会は、今年は全員が「司会」とまとめて呼称。また、会場がNHKフォーラム改修のため東京国際フォーラムに変更され、少し違った演出となったほか、初登場の歌手も多かった。

こうした例年と比べいろいろな変化のあった紅白歌合戦は、視聴者にどのように見られていたのか?テレビ視聴者の様子を、1分毎の「TVISION推定視聴率」と、「視聴者がテレビに視線を向けている割合=アテンション含有率※」のグラフで分析すると、視聴者にもっとも注目されたのは冒頭、司会が挨拶するシーンだった。

また、SixTONESのライブや、劇団ひとりの、東京オリンピックを思い出すようなパフォーマンスからマツケンサンバⅡへとつながる場面でも、視聴者の注目度は上昇。その後もTVISION推定視聴率は、番組終盤までじわじわと上昇したが、アテンション含有率が低下していることから、番組後半は”ながら見”が増えたことがと考えられる。

そして、東京オリンピック2020の振り返り映像とMISIAのライブから、紅組・白組への投票の場面で視聴者の注目がふたたび増加。最後は2021年を象徴するコンテンツで盛り上がり、第72回NHK紅白歌合戦は終了した。