日本テレビ放送網株式会社（東京都港区、以下「日本テレビ」）は、株式会社NTTドコモ（東京都千代田区、以下「ドコモ」）および株式会社フォアキャスト・コミュニケーションズ（東京都港区、以下「フォアキャスト」）と、AIを活用した「ニュース記事の自動要約サービス」の共同開発契約を締結。同プロジェクトで研究開発された「自動要約AI（β版）」（以下「β版サービス」）を、2022年1月12日（水）より、フォアキャストから提供を開始することを発表した。

日本テレビとドコモは、ドコモ北京研究所が研究開発を行っていたAI要約技術をもとに、2019年度から、ニュース記事の自動要約システム（以下、本システム）の実用化をめざす共同実証実験を開始。日本テレビが保有する20万件近い過去記事と、人が要約したデータのセットを本システムの要約エンジンに学習させ、精度向上に取り組んできた。さらに、2021年度からは日本テレビのグループ会社であるフォアキャストが同プロジェクトに加わり、本システムのユーザーインターフェース等の開発も進められてきた。

今回、提供されるβ版サービスは、ニュース記事を要約できるというサービス。あらかじめ指定した文字数や文数に基づいて要約をする「文字数指定機能」および「文数指定機能」や、要約結果に反映したいキーワードを指定する「ヒント機能」に加え、国内初となる「タイトル機能」「位置特定機能」を備え、同サービスサイトの画面左側に「要約したい文章」を入力すると、右側に「要約した文章」が表示されるという。主な特徴は下記の通り。

＜特徴＞
・シンプルで見やすいユーザーインターフェース。
・ユーザーからの有益なフィードバックを収集し、学習のループを回して成長し続ける。

＜新たな機能＞
・「タイトル機能」：タイトルに含まれた単語の重要度を上げ、タイトルに関連する要約を作成。
・「位置特定機能」：要約後の単語が、要約前文章のどの部分に該当するかをハイライトで可視化。要約に引用された部分をユーザーが瞬時に把握できるため、要約結果の修正作業の効率化を実現。

なお、本β版サービスの利用を申し込んだユーザーは、2022年6月末まで無償で提供される予定。今後は、β版サービスの利用者からのフィードバックを収集して分析・改善を行い、2022年度に商用サービス提供開始を目指すという。

■「自動要約AI（β版）」概要

［サービス概要］
日本テレビ、フォアキャスト、ドコモにて共同開発中の「自動要約AI」のトライアル提供版サービス。共同開発により研究を重ねたAI要約技術を活用し、「文字数指定機能」、「文数指定機能」、「ヒント機能」に加え、国内初※1 となる「タイトル機能」「位置特定機能」を備えて提供。さらに利用者からの有益なフィードバックを収集し、学習のループを回して成長し続けるという特徴を持ち、「ユーザーとともに進化し続ける要約サービス」をコンセプトとしている。

［提供開始日］2022年1月12日（水）
［提供期間］2022年1月12日（水）～2022年6月30日（木）予定
［利用料金］無料

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