22 FEB

「年間テレビCM出稿タレント」1位は斎藤工!ビデオリサーチ、2021年 年間テレビCM出稿動向をまとめた集計結果を発表

編集部 2022/2/22 18:15

株式会社ビデオリサーチ(本社:東京都千代田区)は、関東・関西・名古屋3地区の各民放5局を対象に2021年の年間(1月~12月)のテレビCM出稿動向をまとめた集計結果(確定版)を発表した。

CM出稿量の推移(テレビ局広報CMを除く民放5局合計)

今回のレポートをみると、2020年のテレビCM総出稿量は一時期大きく落ち込んだが、2021年は、関東・関西・名古屋3地区とも、コロナ禍以前の2019年と同程度の出稿量に復活。商品種類別にみると、3地区とも出稿量(秒数)が最も多いのは"通信・web系サービス"で、2018年以降連続して、3地区すべてでトップとなり、前年と比較しても大きく出稿量が増加した。ECでの購入・注文、キャッシュレス決済など、スマートフォンをはじめデジタルデバイスを通じたサービスが、長引くコロナ禍でより市場拡大していることも、通信・web系サービスの出稿量増加要因と考えられそうだ。

■【関東地区】年間合計CM総出稿量

■【関西地区】年間合計CM総出稿量

■【名古屋地区】年間合計CM総出稿量

■月別CM出稿量の推移

■商品種類別CM総出稿量(2021年1月~12月上位20商品種類)

タレント別テレビCM出稿量ランキング

タレント別テレビCM出稿量(秒数)でみると、関東地区、名古屋地区で1位を獲得するなど「斎藤工」が躍進。続いて関東地区で前年の10位から2位にランクアップした「綾瀬はるか」が、関西地区、名古屋地区でも3位にランクイン。「テレビタレントイメージ2021年8月度調査」での女性タレント人気度1位に裏打ちされるように、彼女の人気の高さが出稿量にもつながっていることがうかがえる結果となった。

また、昨年関東地区1位だった「米倉涼子」は首位を斎藤に譲ったものの、引き続き各地区ともに上位をキープし安定した人気を発揮。そのほか注目されたのが「斎藤工」とIndeedのCMで共演する「泉里香」。関東地区で前年の109位から9位にジャンプアップするなど、飛躍的な伸びをみせた。

タレント別テレビCM起用社数の首位は「本田翼」で、速報版(~2021年11月21日を対象)リリース後、起用社数をさらに2社増やし、21社で初の首位を獲得。2位には前年首位の「橋本環奈」と、前年2位の「広瀬すず」が同数でランクインしており、ともに安定した人気の高さがうかがえた。

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