24 FEB

TVISION、2022年1月「企業CM」注目度ランキングを公開

編集部 2022/2/24 12:00

TVISION INSIGHTS株式会社(以下TVISION)は、2022年1月1日〜31日に、関東で50GRP以上のCM出稿があった全企業の「企業CM※」532本を対象に、テレビの前にいる人のなかで、テレビ画面を見ている人の割合を「注目度」として算出。それをCM単位で集計した「企業CM注目度ランキング」を公開した。

(※企業CM:特定の商品・サービス名のCMでない、企業としてのメッセージを伝えるCMのこと)

1位:長谷工グループ「仲介もわかるんだ」篇 30秒
長谷工のオリジナル音楽に合わせて、マンションを売る人と買う人をつなぐというメッセージを伝えるCM。

2位:明電舎「電気よ、動詞になれ。 照らせ。」篇 30秒
CMの前半ではナレーションがなく音楽のみで、後半のナレーションとテキストによって、電気が誰かを支えるというメッセージを伝えるCM。

3位:サッポロビール「大人EV総集2022 その1」篇 60秒
俳優の妻夫木聡が、大人エレベーターに乗り出会った人との対談を通して「大人とは」を追求するCM。本作は2010年度、2012年度、2017年度の本シリーズの総集篇であり、CMの最後に人と人の出会いに乾杯という企業メッセージを伝えた。

4位:システナ「アスリート社員」篇 30秒
オフィスの中で、ラクロスやホッケーなどをしながら部長にペンを届ける躍動感のあるCM。

5位:ジャックスカード「未来のために」篇 30秒
未来のために努力する人の姿を描き、そういった人を企業で応援していることを伝えるCM。

6位:サッポロビール「大人EV 55歳 純粋とは」篇 60秒
サッポロビールの大人エレベーターCMシリーズの2022年篇。ミュージシャンである宮本浩次さんが、純粋さに対する思いや歌のうまさとは何か、に答えるCM。

7位:味の素「妥協なき栄養」篇 60秒
様々な国で働いている同社社員の想いを発信する形で、健康や国の食文化、栄養を考えたおいしさを世界に届けている事を伝えるCM。

8位:グロップ「グロップで始めちゃお」篇 30秒
グロップのオリジナル音楽と歌詞にのせて、本サービスによって新しい自分に出会い、素晴らしい毎日を過ごせるというメッセージのCM。今田美桜さんが、様々な業界の人に出会い、その度に服装が変化する様子が描かれた。

9位:ジャパネットたかた「Goods for you~勝ち負けではない価値A」篇 30秒
時に負けることがあっても、挑戦を続けて諦めない息子を、母親が見守るというCM。挑戦のその先が少しでも「Good」となると信じる親子を描いた。

10位:ダイワハウス「かぞくの群像 #2 萌芽」篇 30秒
舞台俳優どうしで結婚した2人の男女が、同じ舞台で主人公として出演するというストーリーのCM。舞台のセリフと日常生活の様子がリンクして、苦しみながら前に進む二人を描いた。

長谷工グループ「仲介もわかるんだ」篇 30秒

今回のランキングの特徴として、「人と人のつながり」や「未来に対する想い」を前面に打ち出しているCMが上位にランクインしたことが挙げられる。コロナ禍が長期化する中で、人との交流が減少したり、未来への不安を持つ人が増加したりしている影響があることが考えられる結果となった。

5位:ジャックスカード「未来のために」篇 30秒
9位:ジャパネットたかた「Goods for you~勝ち負けではない価値A」篇 30秒
10位:ダイワハウス「かぞくの群像 #2 萌芽」篇 30秒
21位:三井住友銀行「ともに、前へ」篇 30秒

ジャックスカード「未来のために」篇 30秒

複数CMがランクインした企業としては、30位までの中でサッポロビールが3本ランクインし、注目を集めることに成功。そのほかでは、ジャックスは5位と14位、大和ハウス工業は10位と19位、KDDIは16位と24位と、秒数違いのCMがそれぞれランクインした。

また、4位のシステナ、16位のKDDI、18位の東京エレクトロン、23位のキヤノンは、2021年12月の企業CMランキングと同じ素材で前月に引き続きランクインしており、注目度の低減はそこまで見られない結果に(表:水色部分)。15位の日本生命保険、27位のパナソニックは、2021年12月に放送したCM素材の秒数違いが、今月もランクインする結果となった(表:オレンジ色部分)。