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電通×ギークピクチュアズ、縦スクロールコミックの制作・展開をサポートする「WONDER TOON LAB」を発足

編集部 2022/3/3 08:00

株式会社電通(本社:東京都港区)は、株式会社ギークピクチュアズ(本社:東京都渋谷区)と共同で、スマートフォンで読むことに特化した「縦スクロール」「オールカラー」のウェブコミック※1について、制作から展開までをサポートする共同制作チーム「WONDER TOON LAB(ワンダートゥーンラボ)」を発足したことを発表した。

近年、電子コミック※2市場の成長・拡大が目覚ましく、2020年の市場規模は3,420億円に上り、コミック市場全体(6,126憶円)のうち、5割以上を占めている※3。特に、スマートフォンでの閲覧に特化した「縦スクロール」「オールカラー」のウェブコミック(以下「縦スクロールコミック」)が急成長。日本をはじめ、東アジアや北米でのユーザー数が増加しており、これらを原作に映像化したヒット作品も多数誕生している。このように需要が高まる一方で、「縦スクロールコミック」は通常よりも工数が多く複雑なプロセスを経て制作されるため、まだ国内ではノウハウを持つ企業が少なく、また参入企業も限定的な状況だ。

こうした状況を踏まえ、今回発足した「WONDER TOON LAB」では、「縦スクロールコミック」市場への参入を検討している出版社やIP(知的財産)ホルダー向けに、原案やキャラクター等をベースに、企画・ネーム・作画・着彩等の制作工程から、事業戦略に基づくプロモーションやマーケティング戦略、そしてグローバル展開に至るまで、一気通貫でサポートする体制が整えられた。

「WONDER TOON LAB」のサービス概要

具体的には、ギークピクチュアズが映像制作で培ってきたコンテンツクリエイティブのノウハウ、新規IPの開発・活用の実績、AIによる自動着色、NFTプラットフォーム・バーチャルスタジオといった自社開発テクノロジーと、電通が持つ、ユーザー体験を最大化するコミュニケーションプランニング力、豊富なクリエイター人財、マーケティングやプロモーション活動の企画・実施力、メディアネットワークや145カ国・地域に広がるグローバルネットワークを掛け合わせることで、従来のマンガファンだけではない多様なターゲットに向け、ヒットコンテンツを産み出す環境の構築を目指していくという。

※1 ウェブコミックは、アプリ・ウェブブラウザ上での閲覧を前提にオリジナル制作された電子コミックを指す
※2 電子コミックは、漫画の形態を持つ電子出版物の総称。デジタル化された漫画単行本・漫画雑誌、アプリ・ウェブブラウザ閲覧前提のオリジナルコミック(ウェブコミック)のいずれも含む
※3 出所:出版科学研究所『出版指標 年報 2021年版』による2020年度のレポート