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朝日放送テレビ「阪神淡路大震災取材映像アーカイブ」と国立国会図書館東日本大震災アーカイブ「ひなぎく」が検索連携を開始

編集部 2022/3/7 17:00

朝日放送グループホールディングス株式会社(本社:大阪市、以下朝日放送グループ)は、「阪神淡路大震災激震の記録1995取材映像アーカイブ」の映像を、国立国会図書館の東日本大震災アーカイブ「ひなぎく」にメタデータを提供する形で検索連携を開始したことを発表した。

朝日放送グループは、阪神淡路大震災の発生から25年を経た2020年1月より、同グループが取材した映像を常設ウェブサイト「阪神淡路大震災激震の記録1995取材映像アーカイブ」で公開するなど、グループCSR活動の一環として災害映像の社会還元を進めてきた。「阪神淡路大震災激震の記録1995取材映像アーカイブ」では、阪神淡路大震災の教訓を後世に伝えるため、およそ40時間分2000クリップの取材映像を、取材場所に紐付けて公開。映像時間や数の多さはもとより、被災した人のインタビューや表情を含む震災直後の様子をそのまま公開したのは異例で、学校や地域での防災教育、企業の防災研修などにも活用されている。

今回、新たに検索連携を開始した国立国会図書館の「ひなぎく」は、2011年の東日本大震災をきっかけに開設された震災記録アーカイブのポータルサイトで、官民さまざまな機関が開設した多数の震災アーカイブを横断検索でき、新潟県中越地震(2004年)や熊本地震(2016年)のアーカイブなどとも連携。阪神淡路大震災のアーカイブとしては、神戸大学震災文庫、人と防災未来センター資料室に続く3例目となる。

今後も朝日放送グループは、災害映像は「社会財」であるという考えに立ち、映像を使った災害教訓の伝承、防災・減災につながる情報の発信に取り組んでいくという。

朝日放送テレビ「阪神淡路大震災 激震の記録1995 取材映像アーカイブ」 サイト

国立国会図書館の東日本大震災アーカイブ「ひなぎく」