25 MAR

MBS『映像’ 21 いつか帰れる日まで~異国で願うミャンマーの民主化~』が坂田記念ジャーナリズム賞を受賞

編集部 2022/3/25 12:00

株式会社毎日放送(MBS)は、第29回坂田記念ジャーナリズム賞において、同社が製作・放送したテレビドキュメンタリー『映像’ 21 いつか帰れる日まで~異国で願うミャンマーの民主化~』が、第2部門(国際交流・国際貢献報道)放送の部で坂田記念ジャーナリズム賞を受賞した。

坂田記念ジャーナリズム賞は、新聞・放送の報道を通じて関西の文化発展に貢献した故坂田勝郎氏の遺志を継承するために発足された公財・坂田記念ジャーナリズム振興財団が、関西を拠点にした優れた報道活動を顕彰するもの。今回、受賞番組を制作した和田浩ディレクターは、前回も『映像’ 20 支え合い~中国残留邦人と介護施設~』で同賞を受賞、前々回の『映像 19 使い捨て異邦人~苦悩する外国人労働者たち』の特別賞受賞をあわせると、国際問題を描いた作品で3年連続の入賞を果した 。また、今回の受賞作は、ギャラクシー賞、2021年度上期の奨励賞に続く受賞となる。

受賞作の概要は下記の通り。

■『映像’ 21 いつか帰れる日まで~異国で願うミャンマーの民主化~』
放送日時:2021年6月27日(日)25:05〜26:05
ディレクター:和田浩(報道情報局映像取材部)
プロデューサー:奥田雅治(報道情報局編集部)

2021年2月、ミャンマー国軍のクーデターで民間人が次々犠牲になった。技能実習生や留学生など在日ミャンマー人はコロナ禍で仕事を失い生活に困窮しても、母国に帰ることが出来ない。かつてミャンマーの民主化運動に参加し、難民として日本に逃れたアウン・ミャッ・ウィンさん(47)は、大阪でミャンマー料理店を営み、家を借りて若いミャンマー人を住まわせるなどの手助けをしている。日本での滞在ビザが切れると、帰国しなければならないが、反国軍のデモに参加したので帰ったら一体、どうなるか……。自らも難民であるウィンさんの支援を追いながら、ミャンマーの政変に揺れる、在日ミャンマー人が寄り添い生きる現在を追う。

『映像’ 21 いつか帰れる日まで~異国で願うミャンマーの民主化~』