青森朝日放送株式会社は、データ放送を活用した自治体情報発信システム「dボタン広報」のサービス提供を開始したことを発表した。

この「dボタン広報」は、テレビのデータ放送を活用した情報発信サービスで、テレビのリモコンdボタンの操作で、契約している自治体が発信する生活情報や新型コロナ情報、大雨による災害情報・避難情報などを簡単に確認することができるものとなっている。テレビ設置時に登録した郵便番号を利用して居住地を自動的に特定するため、住民が個人情報の入力や申し込みは不要。

多くの自治体では、ホームページやSNSなどを通して情報を発信しているが、高齢者を中心にパソコンやスマートフォンを十分に利用できず、重要な情報が届けられないことが課題となってた。そこで、この「dボタン広報」は、自治体の担当者が　情報を直接入力でき、365日24時間（放送休止時間帯を除く）、必要なタイミングで、必要な情報を更新することができ、いち早く多くの生活者へ発信できる新たな手段として期待されている。

4月13日より40市町村に先駆けて八戸市でのサービスを開始。青森朝日放送では、その他の市町村にも導入に向けて普及を推進していく方針だ。

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