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エム・データ、Tangerineとシステム・データ連携「TVメタデータ」と「1st Partyデータ」を統合分析できるサービスの提供を開始

編集部 2022/4/27 11:00

株式会社エム・データ(東京都千代田区)は、Tangerine株式会社(東京都港区)とシステム・データ連携したことを発表。本連携により、Tangerine社のBI Store360 Insightを活用し、テレビ局で放送されたTV番組やTV-CMをテキスト化・データベース化した「TVメタデータ」と、小売企業やメーカー企業がもつ来店人数/POS/行動履歴データ等の「1st Partyデータ」を、Tangerine社のSnowflakeデータクラウド基盤上で高速に統合し分析できるようになった。

「Tangerine Store360」は、様々なセンサ技術とクラウドテクノロジーを融合することで、生活者のオフライン行動データの収集分析と施策をワンプラットフォームで提供するSaaSベースのオフラインデータプラットフォームで、小売業のDX推進を加速し顧客体験向上と経営品質の革新を支援。これまでオンラインでは当たり前でありながら不可能であった「リアル店舗での顧客行動の把握」から、「来店客とのリアルタイムコミュニケーション」、「店舗からオンラインストアへの送客」など、流通事業者に求められる新しいDX戦略を実現するために必要な、様々な課題解決ソリューションをSaaSサービスで提供している。

今回の連携でTangerine社は、TVメタデータ専用のデータモデルを構築。新世代BI Store360 Insightは様々なデータテーブルと連携できるよう設計されているため、Store360 Insightで提供されるAIアルゴリズムがTVメタデータを含めてより緻密なインサイトを抽出することができるようになった。

TVメタデータは、主に「①番組データ(番組放送内容)」「②CMデータ(広告出稿内容)」「③アイテムデータ(番組で紹介された商品情報)」「④スポットデータ(番組で紹介された店・宿・観光地等の情報)」の4種類に区分。これからはローデータサービスの他に、ランキングコンテンツや調査・集計・分析等のレポートサービス、分析結果を基にしたコンサルティングサービス等に活用されることが期待される。

「Tangerine Store360」