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28 APR

日本テレビ、英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーと共同製作『となりのトトロ』世界初の舞台化

編集部 2022/4/28 13:10

宮崎駿監督のアニメーション映画『となりのトトロ』が、イギリスの名門演劇カンパニー、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)によって初めて舞台化されることが発表された。本作品はフェリム・マクダーモットが主宰するカンパニー、インプロバブルが制作協力し、RSCと日本テレビが共同製作する。

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映画で音楽を手掛けた作曲家の久石譲が舞台化を提案し、宮崎監督がこれを快諾したことで始まった同プロジェクト。久石がエグゼクティブ・プロデューサーを務め、舞台は以前から『となりのトトロ』の舞台化を熱望していたロイヤルシェイクスピアカンパニー(RSC)が制作する。その長い歴史を通してクオリティーの高い作品作りで知られているRSCは、シェイクスピア作品以外にもミュージカル「マチルダ・ザ・ミュージカル」など傑作を世に送り続けてきた、イギリスを代表する演劇カンパニーだ。

演出は「アクナーテン」でローレンス・オリヴィエ賞を受賞するなど、数々のオペラ作品を手掛けてきたフェリム・マクダーモット、脚本は書き下ろし作品「オッペンハイマー」で知られる注目の若手脚本家のトム・モートン=スミスが手掛ける。

舞台は2022年10月からイギリス・ロンドンのバービカン劇場にて上演予定。世界的な作曲家である久石のもと、世界最高峰の演劇カンパニーRSCが『となりのトトロ』をどう表現するのか、世界中の注目を集めそうだ。

■『MY NEIGHBOUR TOTORO』舞台概要

上演日時:2022年10月8日(土)〜2023年1月21日(土)※10月8日(土)〜10月14日(金)はプレビュー期間
会場:ロンドン・バービカン劇場
エグゼクティブ・プロデューサー:久石譲
原作:宮崎駿『となりのトトロ』
音楽:久石譲
脚本:トム・モートン=スミス
演出:フェリム・マクダーモット
製作:ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー/日本テレビ

『MY NEIGHBOUR TOTORO』公式サイト

ロイヤルシェイクスピアカンパニー/ Royal Shakespeare Company (RSC)
シェイクスピア生誕の地、英のストラットフォード・アポン・エイボンを拠点とする英国の代表的な演劇カンパニー。パトロンをエリザベス女王、理事長をチャールズ皇太子が務めている。シェイクスピア作品のほか、現存の劇作家による新作の上演や、演劇プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュの共同製作したヒット作品「レ・ミゼラブル」や「マチルダ・ザ・ミュージカル」など、世界中で愛される良質な作品を産み続けている。

フェリム・マクダーモット/Phelim McDermott(演出)
1963年、イギリス・マンチェスター生まれ。「真夏の夜の夢」をはじめとしたシェイクスピア作品のほか、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場でのオペラ作品「アクナーテン」(音楽=フィリップ・グラス) 、ブロードウェイミュージカル「アダムス・ファミリー」などを手がけている。