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博報堂DYメディアパートナーズ、地域創生と放送局の新たなBtoC収益を目指すLIVEコマースサービス「クラフトーク」を提供開始

編集部 2022/5/13 17:30

株式会社博報堂DYメディアパートナーズ(東京都港区)は、全国の放送局(※)と連携しながら地域ネットワークから商品を選定し、生産者・販売者の商品へのこだわりを紹介するコンテンツをライブとアーカイブで配信できるLIVEコマースサービス「クラフトーク(商標登録出願中)」の提供を開始した。

「クラフトーク」は、各放送局のもつ地元のネットワーク力によって商品を選定し、放送コンテンツ制作で熟練されたノウハウによって商品の魅力をあますところなく伝えることのできるコンテンツを制作。テレビ放送枠や保有するスマートフォンアプリケーションなどのデジタルメディアによる発信力を活用し、さらにはすべてのEコマースコンテンツをライブやアーカイブで配信するプラットフォームを通して、地域の生産者・販売者と直接コミュニケーションをとりながらショッピングができる仕組みを提供する。

生産者・販売者に商品に対するこだわりなど、機能的な価値だけではない情緒的な価値を説明してもらい、視聴者との双方向コミュニケーションを活用して各地域の商品を訴求。その配信を見ながら動画で紹介されている商品を購入してもらうことで、親近感や安心感を醸成し、生活者の感情に訴求するLIVEコマースサービスを目指す。

特に県外の人に対し、地元放送局だからこそ知っている「これぞ」という商品を紹介することで、観光で訪れ生産者・販売者と触れ合い、リアルなショッピング体験をする機会が減少している中、新たな出会いをデジタル上で提供することになりそうだ。

また「クラフトーク」によって、地域に根差して映像制作やイベント活動などにより地域の方々と喜怒哀楽をともにし強い関係を築き上げてきた放送局が、新たな手法で地域経済の活性化に貢献。双方向のデジタル配信やプラットフォームの活用によって、放送局にとって新たなBtoC収益機会の拡大も期待でき、放送局のこれからのビジネスの方向性を支援する仕組みでもある。

2021年10月より半年間、数局とPoCを実施し、LIVEコマースに適応した番組制作や購入率を向上させる演出方法などの経験値を高めてきた。これらのノウハウを「クラフトーク」に反映させ、収益の最大化を図るという。

「クラフトーク」概要

■放送エリア:21放送エリア
■放送局:22放送局(各エリア1放送局※富山のみKNBとBBT)
RNB(愛媛県)、 NKT(鳥取県・島根県)、RAB(青森県)、YBS(山梨県)、KTK(石川県)、CTV(愛知県・岐阜県・三重県)、KBC(福岡県)、HBC(北海道)、TSS(広島県)、YTS(山形県)、FTV(福島県)、TSB(長野県)、BBT(富山県)、KNB(富山県)、FBC(福井県)、KSB(岡山県・香川県)、RKC(高知県)、NCC(長崎県)、SAGATV(佐賀県)、TOS(大分県)、KKB(鹿児島県)、QAB(沖縄県)
※2022年5月時点では、全国32放送エリアに対して21放送エリア。随時拡大予定。系列に関係なく多数の放送局が参加
■配信期間:2022年5月中旬より毎週配信予定
■配信プラットフォーム:HandsUP

「クラフトーク」公式サイト