18 MAY

エム・データ、「トレンドサイネージ」に「TVメタデータ」を連携し流通小売の広告販促DXを支援

編集部 2022/5/18 17:00

テレビの放送内容をテキスト化した「TVメタデータ」を提供する株式会社エム・データ(東京都千代田区、以下エム・データ)は、IoTとAIを活用し流通小売・メーカーDX支援、リテールメディア開発・運用を行う、株式会社アドインテ(京都府京都市)と連携。テレビ番組やテレビCMの放送内容「TVメタデータ」からトレンド商品情報を検出し、店舗に設置されたサイネージに自動配信するサービス(以降、トレンドサイネージ)にデータ連携を開始したことを発表した。

人口減少などによる国内需要の伸び悩みや、新型コロナウイルス感染症拡大による生活様式の変化により、小売業を取り巻く市場環境は大きく変化してきた。各小売企業では、消費者に対してより価値の高い購買体験や情報を提供できる売り場づくりを目指しているが、トレンドが著しく変化する高度情報化社会かつ、人手不足の課題と重なり、各店舗での機敏な対応が一層、難しくなってきている。

小売企業と消費者の購買体験向上を目指したリテールメディア開発を進めてきたアドインテとエム・データは、テレビで放送されたトレンド商品を速やかに捉え、各売り場に設置されたデジタルサイネージや自社アプリに最適な情報コンテンツを配信する仕組みを実現。この取組みにおいて、生活者とテレビ(情報)のコンタクトポイントを増やし、番組やCMへの関心を高めると共に、リテールDX、リテールメディアへの貢献を推進しながら、テレビメディアの価値を高め、買い物体験のリッチ化を実現する。

今後は、TVメタデータを活用した需要や来店の計測から予測への進化、そしてテレビとリテール連携によるマーケティング効果の拡張と業界貢献を目指す。

■トレンドサイネージとは

トレンドサイネージは、TVメタデータから話題となる商品を検出し、店内のデジタルサイネージを通して該当商品のPRを行うコンテンツ配信メディアサービスのこと。テレビで話題性の高い商品を全店舗でPRできるため、消費者にテレビ視聴内容を想起させ、購買意欲を高めることができる。また、デジタルサイネージや自社アプリを通してコンテンツを切り替えるため、店舗スタッフへの負荷をかけずに、売り場実現が可能となる。