テレビ神奈川、NTTエレクトロニクスの協力を得てマルチチャンネル映像伝送で中継を実施
編集部 2022/6/15 09:30
株式会社テレビ神奈川(横浜市中区、以下 tvk)は、2022年5月22日(日)にNTTエレクトロニクス株式会社殿(横浜市神奈川区、以下NTTエレクロトニクス)の協力を得て、「2021-22 Yogibo WEリーグ 第22節「ノジマステラ神奈川相模原vs マイナビ仙台レディース」の試合をNTTエレクトロニクスのマルチチャンネルエンコーダ/デコーダ「HC32000E/HC32000D」を使用して、WEリーグの白熱した試合を臨場感ある映像としてリアルタイムにエンコード・デコードし、その映像をtvkの地上波で放送したことを発表した。
<担当者コメント>
当社のリモートプロダクション中継では必要な映像回線数に応じた複数の伝送装置を用意して放送を行っていました。伝送装置は事前にエンコード/デコードの各種設定を回線数分行う必要があり、伝送パラメータや信号フォーマットの設定が機器ごとに異なり煩雑でした。また、中継現場では機器の設置場所の確保と設営に時間を要することから、担当者に負担が掛かる状況でした。
本装置では1筐体でマルチチャンネル伝送が実現されており、今回の中継規模では1対向のエンコーダ、デコーダ機器で構築ができ、事前の準備、当日の設営では大いに作業の軽減が図れました。具体的に、各種パラメータ設定がウェブ上で同一化出来ること、エンコーダ/デコーダのリアルタイムの状況を視覚的に確認しやすいGUIの採用、狭いスペースでも簡単に設置出来たことなど、担当者の負担軽減に大きく寄与しています。
今回機材協力を頂いた『HC32000E/HC32000D』はtvkの得意とする小回りが利いた中継システムの構築にベストマッチな機材であり、4K伝送も可能であることから将来性の展望も高い機材です。NTTエレクトロニクス社とは今後も開発機材の検証協力などを通じて、魅力あるtvkの番組コンテンツの展開につなげていきたいと思います。
tvkでは、今後も地位貢献の観点からもNTTエレクトロニクス殿と協力していくと同時に、高品質で迫力ある中継の放送を目指していく方針。